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広島東洋カープドラフト5位/【菊地ハルン(きくちはるん)】千葉学芸高等学校

広島東洋カープはドラフト5位で千葉学芸高校の菊地ハルン投手を指名した。※イラスト/vaguely

Icône icône kinggearKING GEAR Département Editorial | 2024/12/01

Profil

名前:菊地 ハルン(きくち・はるん)
生年月日:2007年1月21日
出身:千葉県市川市
身長/体重:200cm/103kg
投打:右投げ右打ち
ポジション:lanceur
経歴:つくし幼稚園ー市川市立鶴指小学校ー市川市立第八中学校ー千葉学芸高等学校

選手としての特徴

身長2mから投げ下ろされる最速149kmの速球(日本大学第二高校との練習試合で2024年5月に記録)と得意とするカーブを中心に、スライダー、フォークなどの変化球などを交える。高校3年間で30kmアップしたスピードや制球力に優れ、器用な投球を日米各球団から評価されているがまだまだ実践経験は少なく、潜在能力の高さや将来性を買われての指名となった。

球歴

千葉県市川市出身の菊地ハルンは、パキスタン人の父と日本人の母を持つハーフで、4歳上の兄・レハン氏の影響にでつくし幼稚園年少の時で野球を始めると、市川市立鶴指小学校では鶴指少年野球部に所属し、6年時はエース兼4番として県大会に出場。6年生の時に176㎝と小学生離れした体格の持ち主で、当時から113kmの速球を投げていたことから、「スーパー小学生」としてテレビ番組で紹介されたことも。

菊地は市川市立第八中学校に進学後は、硬式野球の強豪チーム・佐倉シニアでプレー。3年生だった2012年に春夏全国大会出場を果たすも、控えだったこともあり突出した成績は残せず、当時のチームメイトで巨人に1位指名された石塚裕惺選手(花咲徳栄)らに隠れた存在だった。


高校での活躍

その後は千葉県の千葉学芸高校に入学した菊地は、1年生で迎えた2022年に夏の甲子園出場を懸けた千葉県大会に出場。県大会2回戦の対・わせがく戦で2番手として登板し、1回無安打、自責点0と上々のデビューを果たした。

2年次の2023年夏の予選では菊地は全4試合中2試合に先発。5回戦進出を果たすも、菊池の出場がなかった市立船橋高校でチームは5対0で敗れた。

2023年の秋以降はエースナンバーを背負うも出番は限られ、秋の千葉県大会では1試合のみの登板に限られ、チームも準々決勝敗退に終わると、2023年12月に発覚した2年生部員によるいじめ問題の影響により、野球部が3ヶ月間の対外試合禁止処分を下された。

最終学年で迎えた2024年の春に行われた県大会では、2回戦の千葉敬愛戦で、5安打6奪三振、2失点の成績でキャリア初の完投勝利を収めると、2回戦・佐倉戦で5回1安打0封の好投を演じ、プロから将来性、器用さ、制球などを評価された。

甲子園出場を懸けた夏の大会では2回戦の対佐倉高校戦で5回1安打無失点に抑えるも、4回戦で県立翔凜高校に5回、被安打6、4失点と打ち込まれて1対4で敗退。長身から繰り出される速球や、秘めたポテンシャルには日米スカウトの視線が注がれたが、甲子園出場を果たすことはできなかった。

出場成績

高校での成績

2022年2回戦:
わせがく高校:1回被安打0/奪三振0/四死球0/失点0
2023年夏3回戦:成田高校/1回2/3/被安打3/奪三振1/四死球3/失点3/先発
2023年夏4回戦:佐倉高校/4回/被安打5/奪三振4/四死球1/失点2/先発

通算:2試合/5回2/3被安打8/奪三振5/四死球4/失点5

2024年夏2回戦:佐倉高校/5回/被安打1/奪三振6/四死球0/失点0/先発
2024年夏4回戦:翔凜高校/5回/被安打6/奪三振5/四死球5/失点4/先発

通算:2試合/10回/被安打7/奪三振11/四死球5/失点4

※記事内の情報は配信時点の情報です(2024年11月現在)