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中日ドラゴンズドラフト2位/【吉田聖弥(よしだせいや)】西濃運輸

西濃運輸の吉田聖弥投手は、中日ドラゴンズにドラフト2位で指名された。※イラスト/vaguely

Icône icône kinggearKING GEAR Département Editorial | 2024/11/26

Profil

名前:吉田聖弥(よしだ・せいや)
ポジション:lanceur
投打:左投げ左打
出身:佐賀県
生年月日:2002年5月23日
身長/体重:176㎝/80kg
経歴:相知小(相知レインボー)ー相知中ー伊万里農林高校ー西濃運輸

選手としての特徴

社会人野球の西濃運輸で活躍する左腕。最速152km/hのストレートと、ブレーキの効いたチェンジアップで打者を手玉に取るピッチングを得意としている。「落ちないチェンジアップ」を自認しており、腕を振っているのにボールが来ないと感じるほど独特な球を投じる。

高校を卒業し、西濃運輸に入団してから3年目までは怪我に泣かされ、現役引退も視野に入れていた。しかし、コーチの激励により一念発起して再起を図る。コーチと二人三脚でトレーニングを重ね、ストレートとチェンジアップのコンビネーションで一気にプロ注目の選手となった。

2023年の都市対抗野球では、それまで球威に頼る投球スタイルだったのを一変させ、7~8割の力で投げることを意識。すると、準々決勝のHonda戦では4回1/3を1失点に抑える好投を披露した。プロでは、救ってくれたコーチへの恩返しを目指している。

球歴

吉田は佐賀県唐津市で生まれ、小学3年生の頃に地元の少年野球チーム「相知レインボー」に入団し野球を始める。中学校でも軟式野球部に所属し、ここから投手としての道を歩むことになった。

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イラスト/vaguely

高校での活躍

高校は、佐賀県の伊万里農林高校に進学。1年生からベンチ入りし、夏の佐賀大会で公式戦デビューを果たす。全2試合でリリーフを務め、計4回を6安打4失点という結果だった。2年生の夏の大会では先発として登板する機会も増え、2回戦の白石戦では2安打12奪三振で2失点完投勝利を挙げる。続く3回戦は、リリーフで5回2/3を無失点に抑える好投を見せた。ベスト8に残り、迎えた準々決勝では先発し9回を投げて自責点は0。しかし、1-2で敗退を喫した。

2年生の秋からは3校連合となって、試合に出場することに。1回戦の小城高校戦では6者連続17奪三振など圧巻のピッチングを見せて4-3で勝利する。しかし、続く東明館戦では1-8で敗れて2回戦敗退となった。

3年生になった最後の夏は、新型コロナウイルスの影響で佐賀県独自大会が開催された。初戦の佐賀北高校戦で2回から登板し、5回2/3を3失点でまとめる。しかし試合は1-8で敗れ、吉田は高校生活最後の夏を終えた。

西濃運輸での活躍

高校卒業後は、岐阜県にある西濃運輸に入社。社会人野球としてのキャリアをスタートさせる。1年目から公式戦に出場するが、度重なるケガに泣かされてプロとは無縁の野球人生を送る。

迎えた3年目の秋の選手権で2大大会のマウンドに初めて立ち、全4戦中2試合で先発。5回2/3を7安打3失点に抑え、準々決勝のHonda戦では4回1/3を4安打1失点とした。この頃から自身最大の武器であるストレートとチェンジアップのコンビネーションを磨いて、徐々に力をつけていく。

社会人4年目となった2024年夏の都市対抗野球予選では、チームのエースとして出場。4試合27回を投げて3勝、防御率0.00と驚異的な結果をたたき出す。特に、東海理化戦では9回を投げて12奪三振完封勝利と圧巻のピッチングを見せた。この頃には球速が152km/hをマークし、プロのスカウトからも注目の存在となっていた。

続く本大会でも4戦中3試合に先発し、18回1/3を投げて1勝1敗 防御率3.93を記録。安定感のあるピッチングで、さらに評価を高めていった。

出場成績

高校での活躍

2018年夏の佐賀大会:3回戦敗退
2018年秋の佐賀大会:3回戦敗退
2019年春の佐賀大会:2回戦敗退
2019年夏の佐賀大会:準々決勝敗退
2019年秋の佐賀大会:2回戦敗退
2020年春の佐賀大会:中止
2020年夏の佐賀大会:2回戦敗退

※記事内の情報は配信時点の情報です(2024年11月現在)