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Le propre soliloque du fondateur K · Extra vol.11 «Je vais être un gros attaquant de la graisse corporelle 29,9% / Ike! Partie 4 · L'entraînement se termine, je tombe »

Quand je vais à la piscine avec mon enfant, ce sera un corps embarrassant! Kimiko Tatsuhito (50 ans), qui aime le saké et n'aime pas l'exercice, a rencontré un entraîneur personnel pendant un moment et a commencé à s'entraîner pour un corps cool.

Icône kanekoOr Daren | 2016/10/12
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体脂肪30パーセント。一応、それが相当にヤバい数字であるということはわかっていた。  

ただ、我がパーソナルトレーナー・キム・ガンミョン君にこう言われて、ちょっとチビった。

「とても超肥満には見えないのにこの数字ってことは、かなり内蔵に脂肪がついちゃってますね。このままだと、病気も心配です」  

4年前までのわたしであれば、ヘヘンと笑い飛ばしていただろう。酔生夢死こそわが理想。好きなものを食い、好きなものを呑んで、好きなことをやる。それで早死にするならいたしかたなし。貯金というものを一切せず、入ったカネを片っ端から使っていたのも、ま、それゆえといえばそれゆえ。

だが、いまの我が家には幼稚園の年少さんがいる。せめてコイツが成人になるまでは、食い扶持を稼がないといかんし、フリーの身である以上、入院などもっての外。というわけで、ガンミョンの言葉がガツンと響いてしまったわたしだった。

「とりあえず、今日からは食べた食事をすべて写真に撮って、メールで送ってください。その食材や調理法がダイエットに効果的かどうか、判断しますので」

実をいえば、この時点でのわたしは食事についてはあまり深刻に考えていなかった。というのも数年前、血糖値のレベルがかなりヤバ目になり、かかりつけのお医者さんから「インシュリン注射に切り換えますか?」と言われたことがあった。

その際、どこかで聞きかじった「低炭水化物ダイエットが糖尿病に効くらしい」という話に飛びつき、何とか薬の投与でコントロールできるレベルの血糖値にまで下げることができた経験があったからである。

甘かった。  

コメやパスタを我慢して、野菜たっぷり摂って、あと、脂肪の少ない肉食ってりゃいいんでしょ?――というのが、わたしの考える低炭水化物&低脂肪ダイエットだった。

ところが、こちらが「これなら大丈夫っしょ?」と自信満々で送った写真は、ガンミョン君からバシバシNGを食らってしまった。  

たとえば大根。食物繊維タップリで脂肪もなさそう。なにより、大好きなおでんの主役の一つでもある。ところが――。  

「大根は、ああ見えて糖質が結構高いんです。美味しいのはわかるんですが、ダイエットに適した食材とは言えませんね」

マジっすか。ま、いいです。おでん、毎日食べるわけじゃないし、味噌汁の具は大根以外にもたくさんあるし。  

でも、これは譲れません。コメを食べない以上、ほとんど朝の主食といってもいいぐらいなので、にんじんシリシリ。  

「あ、できることならにんじんもNGで。あれ、おわかりいただけると思うんですけど、結構甘いですよね。果物なみに糖分高いんですよ」

ちょっと待ってくれ。「沖縄にはにんじん嫌いの子供がいない」と言われる最大の理由は、にんじんシリシリという素晴らしい調理法があるからなんだぞ。沖縄で覚えた味を何とか家でも食べたくて、いったい何度沖縄や東京の沖縄居酒屋にヨメを連れていったことか。

おかげで、我が家のシリシリはウチナンチュに出しても恥ずかしくないレベルにまで成長したってのに、それもNGだとぉ?


かくして、わたしが「これならOKだろう」と踏んでいた食材は、次から次へのダメだしを食らっていった。トマトのアウトは痛恨だった。

朝のトマトジュース。タバスコとコショウをパラリ。大好きだったのに。てか、トマトジュースとか野菜ジュースって、100パーセント、身体にも、それからダイエットにもいいもんだと思い込んでいた。
 

はああ~。

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それでも、いまにして思えば食事の制約など、大した問題ではなかった。トレーニングの初日から、わたしはもっともっとえらいこっちゃな問題に直面していたからである。  

『ボディゴールド』にあるオムロンの体重計は、わたしの30パーセントがわたしでなくなっているという事実を突きつけてきた。  

つまり、30パーセントはアブラになってしまったが、70パーセントはまだわたしだった。  

初日のトレーニングが終わった時、息も絶え絶えになってイスに手を付こうとしたわたしは、そのままドテンと地面に転がった。  

支えになるはずの腕が、コキンと折れ曲がってしまったからだった。  

30パーセントどころではない。わたしの90パーセントが、わたしではなくなっていた。  

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