【解説】パリで悲願のメダル獲得!“ゴルフ男子”銅メダル 松山英樹
ゴルフ男子は現地時間8月4日に最終ラウンドが行われ、松山英樹が通算17アンダーで銅メダルを獲得した。日本人がゴルフでメダルを獲得するのは初めてのこと。※メイン画像:出典 / Getty Images
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東京2020で4位に終わった松山は、2日の第1ラウンドを8アンダーで単独首位、3日の第2ラウンドを11アンダーで首位タイで終えるなど好調なスタートを切ったものの、4日の第3ラウンドでは3つのバーディーはありながらも、3つのボギーを叩き、通算11アンダーのまま順位を4位に落として最終ラウンドを迎えた。
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最終ラウンドでは、序盤からパットが冴え渡り3連続バーディーを奪うなど、スコアを4つ伸ばし、2位で前半を終えた。後半も、10番、12番でバーディーを奪うなど落ち着いたゴルフを見せ、最終的にはバーディー6、ボギーなしの通算17アンダーで3位に入り、悲願のメダル獲得を実現させた。
<パリ五輪における最終成績>
第1位:スコッティー・シェフラー(アメリカ)
通算 −19
1日目:67(-4) 2日目:69(-2) 3日目:67(-4) 4日目:62(-9)
第2位: トミー・フリートウッド(イギリス)
通算:−18
1日目:67(-4) 2日目:64(-7) 3日目:69(-2) 4日目:66(-5)
第3位:松山英樹(日本)
通算:−17
1日目:63(-8) 2日目:68(-3) 3日目:71(+-0)4日目:65(-6)
<Profil>
1992年生まれ、愛媛県松山市出身の松山は、4歳のときに父の影響でゴルフを始めると、大学時代の2012年には世界アマチュアゴルフランキングで日本人初の1位になった。2013年にプロ転向を果たし、同年の全米オープン10位、全英オープン6位という成績を残し、日本を代表するゴルファーとして知られるように。2021年のマスターズトーナメントではアジア人初の優勝を果たした。
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2021年には、東京五輪の日本代表選手として参戦。直前に新型コロナウイルスに感染するなどし、銅メダル決定戦となるプレーオフの末に4位の結果となり、メダル獲得には至らなかった。パリ五輪では目標としていた金メダルには届かなかったものの、日本ゴルフ界で初めてのオリンピックのメダルを獲得し、またもや日本ゴルフの歴史に新たな1ページを刻んだ。