「#ひとりテニス」の聖地【ノヴァオートテニス】Vol.2〜自分のテニスと向き合える場所
私の中では常にテニスが“盛り上がっている”。つまり、テニスに“熱狂”している。 私はここ3年ほど「#ひとりテニス」で壁打ちを専門としてきているため、テニス仲間は実は少ない。ただ「#ひとりテニス」の発信は影響は結構感じていて、例えば試合観戦に行ったり、たまに行くテニスコートで「テニスの壁打ちの人ですか?」と声をかけて貰えるようになったりしている。そんな“ひとりテニス”を満喫している私がよく訪れるテニススポット【ノヴァオートテニス】をご紹介していこうと思う。※トップ画像撮影/長田慶
「おひとりさま天国」公認店
本コラムでも以前ノヴァオートテニスの魅力について語っているが、今回もノヴァオートテニスの魅力を語りつくそうと思う。
ここは(私が箱推し中の)乃木坂46 33rd Single「おひとりさま天国」発売記念企画の“日本全国「おひとりさま」で楽しめるお店”に選ばれている。ヲタクとしては感無量のスポットだ。
まず一言断わっておくと、テニスは「誰かとやらないとできない」わけではないということ。もちろん仲間とテニスコートでプレーするのは楽しい。でも一人で壁打ちをやるのも楽しいし面白い。
一定のリズムでマシーンから出てきた球を壁に向かって打ち返すー技術向上のために考え意識しながら打ったり、ストレス発散で打ったり、打つことで無心になり自分の心身を整えたりと身体はもちろん頭も使う。「テニス」を様々な角度から楽しむことができるのだ。
私はノヴァオートテニスでひとりテニスを楽しむと、サウナというところの「整った」感覚を味わえる。気持ちがスッキリし、邪念が無くなり、自分の中身がリセットされたような感じ。ほどよい疲労感も心地よくて好きだ。
そんな“おひとりさま”を楽しめる最高な場所、それが【ノヴァオートテニス】だ。
お店の入り口、店内にも「おひとりさま天国」公認店のステッカーが貼ってあるので探してみてほしい。
Photographie/Kei Nagata
はじめにー入店したら…
ノヴァオートテニスの利用方法はいたってシンプル。
入店後、受付をしてゲーム数に応じた金額を払い、靴とラケットを確認してもらい、コートへ。
メダル1枚で470円/土日祝530円(メダル投入式・1メダル8分間利用可能)。(※1)シューズはテニスシューズでなくても、靴底が綺麗なスニーカーであれば利用可能。
有料のテニスシューズレンタルもやっているので、それも利用するのもいいだろう。個人的には、初めての方はレンタルテニスシューズではなく、履き慣れたスニーカーをオススメしたい。理由はずばり“靴擦れ”だ。ラケットも有料レンタル可能。
ふと思い立って手ぶらでプレーすることも可能だけど、ホームページから予約して行くほうが確実なのでこちらをおすすめしたい。
※1:2024年11月現在
Photographie/Kei Nagata
テニス初心者にこそ、足を運んでほしい
ノヴァオートテニスはテニス経験者だけでなく、これからテニスを始める“初心者”にこそオススメしたい。理由はどんなに下手でも誰にも迷惑をかけずにのびのびテニスが楽しめる場所だから。
肝心の楽しみ方だが、まずは1番遅い速度で、後ろからでなくても良いから一定のリズムでひたすら打ってみてほしい。同時に上達を考えるなら、自分の打ってる姿を動画で撮るといいだろう。自分に合った振り方・フォームを見つけるのを目標にするといいと思う。
自分が実際に打ち込んでいる姿って、想像と結構違うもので…最初は情けないぐらい(笑)。実際にラケットを振ってる感覚と、側から見る自分の姿を擦り合わせながら、自分に合ったフォームを見つけられるとベスト。そこが決まれば、後は面の真ん中にボールを当てていればなんとかなる。(もちろんオートテニスにおいては、だ)
Photographie/Kei Nagata
Photographie/Kei Nagata
テニス経験者は基本の見直しに
よくオートテニスはフォームを固める練習しかできないといわれる。だからこそ、基本の見直し、チューニングにピッタリだと思うのだ。ストロークをはじめ、サーブ、ボレー、スマッシュ、ライジングショット…などなど。
左右交互に出る球出し設定にすれば、フォア・バックと交互に打てるし、センターに球出しすれば自分がフォア・バックと動きながら打てるのでフットワークの練習になる。右端か左端に固定で球出しの設定にして、逆サイドから動き球を打つ練習をしたりするのもいいだろう。
球速、高さ、左右位置を調整し、自分がどう動くか考えるー組合せは自由で、練習の仕方は無限大になる。本当に様々なショットを練習することができて、店員さんに練習方法を相談することも可能だ。
Photographie/Kei Nagata
球速の設定は10段階。私は遅めの2か2.5をだいたい選ぶ。通い始めの頃は球速をどんどん早くし早い球を打って満足していた。勢いある球を打つほうが、打球音も良く気持ちよく打つことができるし。でも、あるとき遅めの球を打つ難しさに気付いてからは球速を遅くして練習をするようになった。
コート経験者の方はネットやイン/アウトが気になるだろうが、ネットはあるし、壁にもコートのラインは描いてあるので、それを目安に打てば問題ないはずだ。
私はオートテニスほどイン/アウトを何も気にせず思い切り打てる場所はないと思っているので、ぜひ思いっきり打ってほしいと思う。意外と”思い切り打つ“というのは難しい。
100%全力で思い切り打つからこそ分かることもあるはずだ。
Photographie/Kei Nagata
ここでしか味わえない特別な“テニス”
私は仲間とテニスをする時間も楽しくて好きだが、ひとりでオートテニスで黙々と打つ時間も好きだし、自分にとってとても大切な時間だ。定期的にノヴァオートテニスに行き、自分の中のバランスを整えている。
幸いにもこの場所に自分の好きなものが集まり、好き(テニス)×好き(乃木坂)で“エターナル好き“な環境ができた。
ここで店員さんや他のお客さんとテニスについて話す時間も好きだし、時には同じ推し仲間と出会い推しの話に花を咲かせたり、ここでしか味わえない時間だ。
今回は私が通っている「ノヴァオートテニス」を紹介したが、全国にオートテニスは存在する。「オートテニス」が誰かにとってはテニスの入り口に、誰かにとってはもう一つのテニスの場所になれば、私はちょっと嬉しい。
Photographie/Kei Nagata
【ノヴァオートテニス】
〒234-0056
神奈川県横浜市港南区野庭町694
https://nova-autotennis.jp/
@nova.autotennis