W杯アジア最終予選でグループ首位独走中の“森保ジャパン”。サッカー元日本代表が選ぶ前半MVPと今後のキーマンは…？

“森保ジャパン”の前半MVPと今後のキーマンにふさわしいのは？

2位のオーストラリアと勝ち点9ポイントと大差をつけている“森保ジャパン”だが、MVPを選ぶとしたらいったいどの選手になるのだろうか？

槙野と青木が選んだのは、スポルティングCP所属の守田英正だ。選定理由の1つとして戦術理解能力の高さを挙げつつ、槙野は「守田選手はもちろん最初からいい選手なんですけど、より上手い選手から怖い選手に変わったなという印象がありますね」と補足。中盤2列目から果敢にゴールを取りにいくというアグレッシブなプレーが増えた点もMVPにふさわしいといえるだろう。松井はブライトン所属の三笘薫を選び、「やっぱり三笘選手がいるのといないのとでは全然違う。やっぱり攻撃の厚みだったりしますし、やっぱり怖いですよね。イングランドでやられているだけありますし、本当にあそこにいるだけで攻撃が活性化するのではないかなと思います」と唯一無二の存在であることを強調した。

続いて、今後のキーマンを大胆予測。3人の選手にスポットを当てていく。最初に名前が挙がったのは、スタッド・ランス所属の中村敬斗。松井は「サイドを制することによって、ゲームを制することができる」とし、その要となるのが中村選手だと言う。抜群のシュートセンスによる決定力に、今後のゴール量産を期待したい。2人目はユニオンSG所属の町田浩樹。「見えない影のMVPだと思っている」と槙野。三笘選手を活かしているのも町田選手であり、無失点や守備の安定に貢献しているのも町田選手だと絶賛。巧みなポジション取りも高評価に繋がった。

全部自分たちでプロデュース！？ 槙野と松井が明かす引退試合の裏話

2024年12月14日に槙野、15日に松井がそれぞれ引退試合を開催した。こういったイベントにはタイトルがつきものだが、引退試合もほかならない。実は企画から人選まで自らプロデュースしているのだという。

槙野が自身で考案したタイトルは「槙野智章 大感謝祭～1日限りのワッショイ劇場～」そこには「試合をお祭りのように騒いでほしい、楽しんでもらいたい」といった思いが込められている。松井は「松井大輔 引退試合 Le dernier dribble 最後のドリブル」。フランス語の「Le dernier dribble」の意味を解説すると、槙野はすかさず「おっしゃれだなぁ」と笑いを誘った。

キャスティングにも2人のこだわりが見える。槙野の引退試合では、槙野が現役時代に共に戦った選手たちが「MAKINO JAPAN」「KOBE STARS」にわかれて対戦。大半が現役選手のため、見応えのある試合だ。前者で監督を務めるサッカー元日本代表の本田圭佑は、直撃取材で「オファーは届いていますね。答えは出していないです」と語ったが、それに対し槙野は「（本田）圭佑くんてこう言うじゃないですか。でもちゃんとスケジュールを空けているから。本当に優しい人だから」とコメントし、仲睦まじい様子も見せた。

松井の引退試合も豪華なキャスティング。日本を代表するレジェンド選手たちが「MATSUI FRIENDS」「JAPAN DREAMS」にわかれて対戦。前者にはアトレチコ鈴鹿クラブ所属の三浦知良も含まれる。さらに元レスリング選手で金メダリストの吉田沙保里といったバラエティーに富んだメンバーが名を連ねているのも興味深い。「本当はね、運動会をやりたかったんだよね」と話す松井だが、「めちゃくちゃいいメンバーなんですよ。サッカーのメンバーもそうですし、自分としてはやっぱりフレンド」と思い入れがある人選であることを語った。吉田がSNSで「誰にタックルしようかな」と投稿していることにまで話が及び、それについて松井は「それは乞うご期待です」と含み笑いを浮かべた。当日は吉田のプレーにも注目だ。

『ABEMAスポーツタイム』

配信日：2024年12月8日（日）22:00～　毎週日曜日配信
内容： スポーツ界をにぎわせている話題から最新情報まで、番組ならではの視点で取り上げる”スポーツ”が一層面白くなる番組。

※記事内の情報は放送当時の内容を元に編集して配信しています