最多勝と最高勝率の二冠を獲得。プロ4年目の伊藤選手が圧巻のピッチングでCS進出に貢献
スポーツ・チャンネル「DAZN」の番組「2024 タイトルホルダー」では、2024年シーズンのプロ野球で個人タイトルを獲得した選手のハイライト動画を紹介。今回は、北海道日本ハムファイターズ(以下日ハム)所属の伊藤大海をピックアップし、特に印象的だった3試合を振り返る。※トップ画像出典/PhotoAC
キングギア編集部 エンタメ班
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2025/01/13
大谷以来! 9年ぶりの開幕投手白星
2024年3月29日に行われた開幕戦。日ハムは千葉ロッテマリーンズと対戦。伊藤は緊張の面持ちでZOZOマリンスタジアムのマウンドに立った。プロ4年目の伊藤にとって自身初の開幕投手に臨むこの試合、不安ながらも闘志とやる気に満ち溢れていたに違いない。
試合は日ハムペースで進む。5回では満塁ピンチを背負うも無失点に抑え、6回4安打無失点と好投した伊藤。チームは1-4で見事勝利し、ドジャース大谷翔平以来9年ぶりの開幕投手白星を手に入れた。
試合後のヒーローインタビューで「本当に最高の船出になったと思います」と話した伊藤は、日ハム公式サイトの“先発投手コメント”でこのように話している。
「めちゃくちゃ緊張しました。開幕戦独特の雰囲気はありましたが、投げ始めたら落ち着いて思い切って投げることができました。若干飛ばしすぎた感じはありますが、先頭を出しても落ち着いて投げられましたし、三振がほしいところで取れた。初登板としては、トータルしてよかったと思います。後ろも強力なので、勝利を信じて任せたいです」
連敗を止めた今シーズン初完投初完封
2024年6月12日。日ハムはホームで中日ドラゴンズを迎え撃ち、7-0で圧勝した。この試合で伊藤は、いくつかの“達成”を成し遂げる。
1つ目は今シーズン初完投初完封の達成。ホームであるエスコンフィールドでは自身初の完封勝利となるため、喜びもひとしおだろう。2つ目はマダックスの達成。この日投げたのは98球で完封だったため、文句なしのマダックスだ。3つ目は4年連続での完封達成。プロ4年目で4年連続のこの記録は、伊藤も憧れるサンディエゴ・パドレスのダルビッシュ有以来の快挙となる。
試合終了時に見せたガッツポーズには、伊藤の喜びや達成感、安堵などが詰まっていたのだろう。
6年ぶりのCS進出決定!
2024年9月26日。ホームで行われた東北楽天ゴールデンイーグルスとの対戦は、CS進出がかかった大一番。1回表で早々に先制されるも伊藤は追加点を許さず、126球を投げ抜き2-1で勝利。6年ぶりのクライマックスシリーズ進出が決定した。
14勝と勝率.737を記録し、最多勝と最高勝率で二冠を獲得した伊藤。開幕投手白星で始まった2024シーズンは、自身初のタイトルを手に入れるシーズンにもなった。
『2024 タイトルホルダー』「【パ・最多勝&最高勝率】伊藤大海(日本ハム)」より
配信日:2024年12月9日(月)
内容:プロ野球2024年シーズンで活躍し個人タイトルを獲得した選手のスーパープレー集
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