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カリスマスパイク博士“高橋竜也”が開催国ロシアを解剖‼︎「ワールドカップには何かがいる」

ワールドカップ開催国のロシア。開幕戦でアジアの強豪サウジアラビアを5−0で撃破すると2戦目も勝ち、グループリーグ2位で決勝トーナメント進出を決めた。他国にはない力強さを発揮するロシアについて、FUTABA SOCCER WORLDのカリスマスパイク博士の高橋竜也氏が語った。

Icône aff20898 d2d2 431d 8b05 0f3c5e5ae91bHidemi Sakuma | 2018/06/29
Anatomie Brésil! Mite

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――開催国ロシアについて   

Takahashi:ロシアは、そもそもそんなに有名選手が多くないチームですね。以前、本田圭佑選手がロシアリーグでプレーしていた際に、チームメイトのアラン・ジャゴエフ選手がNIKE マーキュリアルを履いてプレーしていました。残念なことに、開幕戦サウジアラビアとの試合開始から10分程で、怪我をしてしまいましたね。  

ジャゴエフ選手は、縦への鋭い推進力で相手陣内に斬り込んで突き進んでいくドリブラーであります。また、スペースに上手く走り込んでいくのが特長的ですね。マーキュリアルは、それを生かして彼の動きをサポートできる素晴らしいシューズだと思います。  

彼が決勝トーナメントで復帰をして、どれだけのパフォーマンスをしていくかが非常に楽しみであり、期待しています。  

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――ロシアの力強さ
 

Takahashi:やっぱり総力ですよね。チームの1人1人が、母国の地で母国のために戦っています。意志を統一させて役割分担をはっきりさせながら一丸となって推進する強い力を感じます。開催国ならではでしょうか、非常に統率されていますね。そういった面を観ていて注目できるところであるかなと思います。  

彼が怪我した時に、交代で入った選手がデニス・チェリシェフ選手となります。彼のスパイクも、マーキュリアルとなります。彼が初戦で履いていたのが確か固定式のシューズで、例えばグリップをかけても多少抜けてくれます。怪我を防ぎながらプレーできるのではと、個人的に感じましたね。  

ジャゴエフ選手のためだけではないでしょうが、途中から出てきた選手がしっかりと活躍するプレーをしていたのが非常に印象的でありました。

――NIKEマーキュリアルの底力
 

Takahashi:マーキュリアルは、チェリシェフ選手ように、体の下でファーストタッチでボールをしっかりと収めるようなボールホルダーの選手の力を引き出してくれます。1点目のシーンも、自分の足下にしっかりトラップをしてからキックフェイントで相手2人を滑らせてからの先制点でした。やっぱりマーキュリアルの持っている強みが最大限に発揮されたと思いますね。  

彼らが履いている天然芝用のFGソールは、非常に軽量性もあるので、プレーを非常に助けているのではと思います。  

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――母国ならではのプレッシャー
 

Takahashi:全体的に開催国であるというプレッシャーを感じながら、個々全員が適材適所でありましたね。チーム1人1人が本来あるべき姿のプレーをこの予選で維持し続けたことが、決勝トーナメント進出の要因となったんでしょう。  

開幕のサウジアラビアとの試合では、「ワールドカップには何かがいるんだな」と思わされました。アジア予選で日本がかなり苦しめられたサウジアラビアが、ロシアに完全に飲まれていましたからね。  

プーチンさんが観客席で最初から最後までしっかりといたので、政治的な要素も感じました(笑)。どこまで世の中に言って良いものかと思いますけど、見えないプレッシャーを選手1人1人が感じながら戦っている姿があります。  

自国開催でベスト16を突破すれば、そのまま勢いに乗って勝ち進みそうですね。注目です。  (了)

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Photo d'interview / Hidemi Sakuma