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SPIKE WARS - Chapitre 2 Faites de votre mieux, New Balance !? (Partie 1) -

Comparaison de grenaillages entre deux fabricants

Icône kanekoOr Daren | 2016/07/14

Pouce



[CHAPTER2・がんばれ、ニューバランス!?(前編)〕


【Acteur】
Auditeur (Département éditorial)
Maître Nagai (Hideki Nagai = Tokyo Verdi 1969 =)

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◆今回、永井秀樹が試し履きするのはニューバランスの「ビザロ・プロFG」!



──それではマスター・ナガイ、最初の試着は何から参りましょうか。
Maître Nagai「さっきズラッと並べてもらった時に、ちょっと楽しみなのがあったんだよね」

──ほう、それは?
Maître Nagai「ニューバランス」

──ビザロ・プロFGでございますね。定価20520円。
マスター・ナガイのサイズ25・5センチの重量は197・5グラムでございました。
メーカーとしては、マンチェスター・ユナイテッドのフェライニをメインキャラクターとして
売り出しているようでございます。ちなみに、マスター・ナガイはなぜこのスパイクが楽しみだと?
Maître Nagai「一つはさ、この間履かせてもらったアンダー・アーマーが凄くよかったってこと。
俺、正直サッカーの歴史が浅いメーカーが作るスパイクなんて、どうせ大したことねえんだろって
タカくくってたんだけど、どうしてどうして、ビックリするぐらいモノがよかったから。
で、ニューバランスもサッカーの世界では新興メーカーでしょ。どんなものを作ってるのか、すごく興味がある」

─ ─ Je vois.
Maître Nagai「もう一つは、俺自身、ニューバランスのスニーカーが好きだってこともある。
デザインもいいし、何より履き心地が抜群だから。あの履き心地をサッカーの世界に持ってきたって
いうんなら、これからドドッと契約する選手が増えるかもね」

──今回からは、各スパイクを8つの項目ごとにジャッジもしていただきます。履いた時のフィット感。
マスター・ナガイが特に重視するカカト部分のホールド感。重さ。
Maître Nagai「重さに関しては、軽ければ軽いほど点数を高くすることにはしたんだけど、
俺自身はあまり重視してないってことは言っとくね」

──了解です。ソールがフィールドをとらえるグリップ感。走りやすさ。ボールを蹴った際のフィーリング。デザイン。そして耐久性。以上の8点でございます。それではマスター・ナガイ、さっそくニューバランスの試着を。
Maître Nagai「うわ」

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◆ビザロ・プロFGの評価やいかに。


──ど、どうなさいましたか。
Maître Nagai「こりゃ衝撃だわ」

──なにが?
Maître Nagai「履き心地。このメーカーが作ってるスニーカーの良さを知ってる人間からすると、
衝撃的にダメだわ、これ。スパイクの中に足を入れたときの最初の感覚がね、はっきり言って不快なの。
合わないな、とか、いま一つフィットしないなとかじゃなくて、不快。点数にすると、5点満点で2点。
キツい表現になっちゃって申し訳ないんだけど、でも、それが正直な感想」

──実を申しますと、拙のサイズもマスター・ナガイとほぼ同じでございまして、先程、ちょっと試着を
させていただきました。確かにアンダー・アーマーのようなフィット感はございませんでしたが、逆に
カカトのホールド感などは、他のスパイクと比べても、かなり強めにも思えたのですが。
Maître Nagai「確かにカカトの部分は、洗濯ばさみみたいなものでつままれてる感触があるね。
でも、俺が求めてるホールド感っていうのは、こういうのじゃないんだ。このスパイクのホールド感は、
俺にとっては固すぎる。これも採点すると5点満点で2点しかあげられない。もっと柔らかく、真綿で
包み込むようなホールド感っていうのかな、そういうのがほしいんだよね」

──いきなりぶった切りの様相を呈してきて参りました。その他の項目は?
Maître Nagai「重さ、3・5点。さっきもいった通り、俺の場合はあんまり軽すぎるスパイクはイヤ
なんで、3・5っていうのはほめ言葉だと受け止めてもらっていい。ソールのグリップ力。これは実際に
グラウンドに入ってみないとわからないところが多いんだけど、この場での印象としては、あんまり
しっくりこないし、足裏への突き上げが強すぎるんじゃないかって気もする。2点。走りやすさ。
良さそうには思えない。2・5点。デザイン。これだけは素晴らしい。ヴェルディのユニフォームにも
よく似合うし、文句なしの5点」

──確かに、このカラリーングならばスパイクだけでなく、街履きのスニーカーのデザインとしても
爽やかで好印象かもしれません。最後の耐久性に関しては?
Maître Nagai「まあ3点ってところだろうね。これも正直、プロの選手はあんまり気にするところでは
ないんだけど、若いユーザーにとっては大事な条件だろうから。土のグラウンドでガンガン使うとなると、ちょっと厳しいかも」

─耐久性については、おそらく今回試していただくすべてのスパイクがちょっと厳しいかもしれませんね。どれもトッププロ用というか、いわゆる試合履き用のスパイクですから。
ともあれ、次は実際にグラウンドで履いていただきましょう。
Maître Nagai「了解」

(À la prochaine / Coopération de couverture / Tokyo Verdy 1969)

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