Yoshihide Kiryu x Asuka Terada "Pourparlers en ligne avec les meilleurs athlètes terrestres - Défi pour franchir les limites-"
ゲストとして登場したのは、数日後(10月1日~3日)に迫った今シーズン1番の目玉となる「日本陸上競技選手権大会」を控え、来年開催予定である「東京オリンピック」でのメダルの期待もかかる、桐生祥秀選手(日本生命所属)と寺田明日香(パソナグループ所属)選手。日本記録保持者の2人による熱い対談となった。
Koike Kikuchi
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2020/09/29
モニター越しで二人の登場を心待ちにしていた、約2,000人のオンライン視聴者に向かって「今日はライブ配信なので気軽に話ながら、自分が思っていることをしっかり(視聴者に)発信していこうと思います!」と桐生選手が述べたのち、「私も、桐生選手と視聴者の皆さんと楽しい時間を過ごしたいし、ライブ配信を通じて勇気を送りたいと思います!よろしくお願いします。」
と意気込みを語り、スタート。
『限界突破への挑戦』を大テーマに、全4つ議題で展開した第一部。まずは、アスリートとして記録や目標を突破していくための“秘訣”に迫りました。
すると、桐生選手は即座に「まず“限界”は周りが決めることで、自分では普段その言葉を使わないですね。例え、立てた目標が思った通りに達成しなくても、それまでの道のりでやったことは必要なことだと思うし。次はもっとチャレンジできるなと考えています。」とコメント。
続けて寺田選手も「私たちが限界という壁を持つと、みんながクリアできなくなるので、壊していくようにします。桐生選手は絶対、限界なんてないでしょうね(笑)!
あと、目標に向けてどういうプロセスを踏んだら、最短で結果に繋がるのかなと、よく考えています。失敗した時に落ち込んでも前には進めないので、自身の取り組んだプロセスを分解して振り返り、 次に向けた対策を考えています。」と、普段から意識しているポイントを話した。
また、対談のなかでは「新型コロナウイルスの感染拡大により東京オリンピックも延期になったり、思い通りに練習ができなかったりするなかで、どのように考え、過ごされていましたか?」という司会の質問に対し
桐生選手は「有効に使わないと勿体ないと思いました。勉強もしたし、いろんな人に連絡もしました。トレーニングも(人と会わないように)朝早く、夜は9時以降に、坂などを走っていました。このような状況になったのは仕方がないので、なにができるかを大事にしました!」と、コロナに負けないフィジカルやメンタルの強さをアピール。
対談の最後では、それぞれ東京オリンピックへの想いや、これから約1年間の過ごし方などについて聞かれ、桐生選手は「オリンピックまで1年はあっという間にくる。自分を信じて、0.1秒でも早くなれるようになって、9秒台を安定して記録できるように頑張ります。そうすれば、オリンピックの決勝ラインが絶対見えるので。メダルを目指して、自分を信じて冬季の練習をしていきたいです。」と述べた。
寺田選手も「東京オリンピック延期は、残念な部分もありますが『1年貰えた …!』と考えています。もともと時間が足りないと思っていた部分もあったので、1年延びたからにはファイナルに残れるように頑張ります。自分の可能性を広げる1年です!」と、決意を表明した。
第2部は、日本生命保険とパソナグループの従業員・関係者に限定して質疑応答を実施。従業員からの応援メッセージや質問に対して、桐生選手と寺田選手は、終始笑顔の絶えない和やかな雰囲気で応えていた。
ーー試合で緊張しない方法はありますか?
桐生:基本的に試合は、自分自身を緊張させていますね。緊張させないと全然ダメで。「緊張している=その大会に目標を向けている」感じがして。緊張してきたら、普段(練習)とは違うからすごい楽しい。
寺田:緊張はするんですよ(笑)。緊張しなさすぎてもダメだし、手足が震えるくらい緊張するのもダメですね。なので、私は走る前に今日どういう走りをしたいか考えて、その日のコンセプト(目標)を決めてレースに入るようにしています。
そうすると、冷静になれて、且つ集中もできます。 緊張は悪いものではなく、緊張してきたら「今日も頑張ろう!」って思っている証拠とポジティブにと感じられたらいいですね。
ーー二人にとっての息抜きってなんですか?
桐生:日常生活に、ストレスを感じなくて。 運転する時も本を聞いたり…「俺、学んでるな〜!」って(練習も含めて)毎日思っています。
寺田:ひとりでスタジオに行って、ドラムを叩いています(笑)。 あと本を読んでいます。ビジネス書から漫画まで、その時々に気になったものを読んでいます。
続いて囲み取材の内容となる。
ーー日本選手権への意気込みを教えてください。
桐生:この1週間でしっかり調整して、優勝できるように頑張ります。
寺田:去年の日本選手権は3位でした。意外と勝ち試合って少なくて。日本選手権では、金メダルを娘に持って帰りたいです。
12秒台を出さないとおそらく勝てない試合なので、アスリートナイトゲームズイン福井の反省も含めて、冷静に走って、日本記録、自分のベストを出して、金メダルを獲れたらいいなと思います。
ーー(イベントで話にあがっていた)寺田選手のテンションが上がる「オリンピック」の曲って、具体的になんですか?
寺田:嵐さんの“カイト”です。国立競技場で初めて、発表されたあのシーンが心に残っていて。「オリンピック、ついにあそこでやるんだ〜!」って思うと、心拍数が上がります。
ーー(イベントで話にあがっていた)ママアスリートを桐生選手に褒められましたが、どう気持ちになりましたか?
寺田:すごく嬉しいです。女性の立場から言われるのも嬉しいですが、男性目線で言われるとなお嬉しいです。
例えば桐生選手が将来パパになった時の競技の仕方とか子育ての仕方とかも、変わってくるんじゃないかなと思うので嬉しかったです。
ーー日本選手権に向けた課題とポイントを教えてください。
桐生:今シーズン、中盤から後半の調子が良いのですが、スタートからの20m〜25mにパワーが出ていないので、そこも出しながら、中盤から後半への走りに繋げていきたいと思います。
去年までスタートにパワーを使いすぎている部分があったので修正したのですが、もう少し出しても今年だったら持つかなと思います。
日本選手権は、色々な挑戦を予選・準決勝などで試していきたいと考えています。
寺田:セイコーゴールデングランプリとアスリートナイトゲームズイン福井、それぞれコンセプト(目標)が異なっていました。
特に福井は、1台目から4台目のタッチダウンがかなりあがってきていているので、そこをいかに中盤から後半に繋げていくかが、これからの課題です。
加速が、1台目から4台目までは良いのに。そのあとは良くないので、日本選手権は、1台目から4台目以上、その先をどう走るかをコンセ プトに頑張りたいです。10台目まで精度の高い動きをしなければいけないので、一つも逃さないように走りたいなと思います。
今回のオンライン対談はアーカイブとして残っているので興味のある方は是非!
https://youtu.be/5ZbhjlJs0nc
素材提供:「陸上トップアスリートオンライン対談 ~限界突破への挑戦〜」 広報事務局(株式会社アミューズ内)
『限界突破への挑戦』を大テーマに、全4つ議題で展開した第一部。まずは、アスリートとして記録や目標を突破していくための“秘訣”に迫りました。
すると、桐生選手は即座に「まず“限界”は周りが決めることで、自分では普段その言葉を使わないですね。例え、立てた目標が思った通りに達成しなくても、それまでの道のりでやったことは必要なことだと思うし。次はもっとチャレンジできるなと考えています。」とコメント。
続けて寺田選手も「私たちが限界という壁を持つと、みんながクリアできなくなるので、壊していくようにします。桐生選手は絶対、限界なんてないでしょうね(笑)!
あと、目標に向けてどういうプロセスを踏んだら、最短で結果に繋がるのかなと、よく考えています。失敗した時に落ち込んでも前には進めないので、自身の取り組んだプロセスを分解して振り返り、 次に向けた対策を考えています。」と、普段から意識しているポイントを話した。
また、対談のなかでは「新型コロナウイルスの感染拡大により東京オリンピックも延期になったり、思い通りに練習ができなかったりするなかで、どのように考え、過ごされていましたか?」という司会の質問に対し
桐生選手は「有効に使わないと勿体ないと思いました。勉強もしたし、いろんな人に連絡もしました。トレーニングも(人と会わないように)朝早く、夜は9時以降に、坂などを走っていました。このような状況になったのは仕方がないので、なにができるかを大事にしました!」と、コロナに負けないフィジカルやメンタルの強さをアピール。
対談の最後では、それぞれ東京オリンピックへの想いや、これから約1年間の過ごし方などについて聞かれ、桐生選手は「オリンピックまで1年はあっという間にくる。自分を信じて、0.1秒でも早くなれるようになって、9秒台を安定して記録できるように頑張ります。そうすれば、オリンピックの決勝ラインが絶対見えるので。メダルを目指して、自分を信じて冬季の練習をしていきたいです。」と述べた。
寺田選手も「東京オリンピック延期は、残念な部分もありますが『1年貰えた …!』と考えています。もともと時間が足りないと思っていた部分もあったので、1年延びたからにはファイナルに残れるように頑張ります。自分の可能性を広げる1年です!」と、決意を表明した。
第2部は、日本生命保険とパソナグループの従業員・関係者に限定して質疑応答を実施。従業員からの応援メッセージや質問に対して、桐生選手と寺田選手は、終始笑顔の絶えない和やかな雰囲気で応えていた。
ーー試合で緊張しない方法はありますか?
桐生:基本的に試合は、自分自身を緊張させていますね。緊張させないと全然ダメで。「緊張している=その大会に目標を向けている」感じがして。緊張してきたら、普段(練習)とは違うからすごい楽しい。
寺田:緊張はするんですよ(笑)。緊張しなさすぎてもダメだし、手足が震えるくらい緊張するのもダメですね。なので、私は走る前に今日どういう走りをしたいか考えて、その日のコンセプト(目標)を決めてレースに入るようにしています。
そうすると、冷静になれて、且つ集中もできます。 緊張は悪いものではなく、緊張してきたら「今日も頑張ろう!」って思っている証拠とポジティブにと感じられたらいいですね。
ーー二人にとっての息抜きってなんですか?
桐生:日常生活に、ストレスを感じなくて。 運転する時も本を聞いたり…「俺、学んでるな〜!」って(練習も含めて)毎日思っています。
寺田:ひとりでスタジオに行って、ドラムを叩いています(笑)。 あと本を読んでいます。ビジネス書から漫画まで、その時々に気になったものを読んでいます。
続いて囲み取材の内容となる。
ーー日本選手権への意気込みを教えてください。
桐生:この1週間でしっかり調整して、優勝できるように頑張ります。
寺田:去年の日本選手権は3位でした。意外と勝ち試合って少なくて。日本選手権では、金メダルを娘に持って帰りたいです。
12秒台を出さないとおそらく勝てない試合なので、アスリートナイトゲームズイン福井の反省も含めて、冷静に走って、日本記録、自分のベストを出して、金メダルを獲れたらいいなと思います。
ーー(イベントで話にあがっていた)寺田選手のテンションが上がる「オリンピック」の曲って、具体的になんですか?
寺田:嵐さんの“カイト”です。国立競技場で初めて、発表されたあのシーンが心に残っていて。「オリンピック、ついにあそこでやるんだ〜!」って思うと、心拍数が上がります。
ーー(イベントで話にあがっていた)ママアスリートを桐生選手に褒められましたが、どう気持ちになりましたか?
寺田:すごく嬉しいです。女性の立場から言われるのも嬉しいですが、男性目線で言われるとなお嬉しいです。
例えば桐生選手が将来パパになった時の競技の仕方とか子育ての仕方とかも、変わってくるんじゃないかなと思うので嬉しかったです。
ーー日本選手権に向けた課題とポイントを教えてください。
桐生:今シーズン、中盤から後半の調子が良いのですが、スタートからの20m〜25mにパワーが出ていないので、そこも出しながら、中盤から後半への走りに繋げていきたいと思います。
去年までスタートにパワーを使いすぎている部分があったので修正したのですが、もう少し出しても今年だったら持つかなと思います。
日本選手権は、色々な挑戦を予選・準決勝などで試していきたいと考えています。
寺田:セイコーゴールデングランプリとアスリートナイトゲームズイン福井、それぞれコンセプト(目標)が異なっていました。
特に福井は、1台目から4台目のタッチダウンがかなりあがってきていているので、そこをいかに中盤から後半に繋げていくかが、これからの課題です。
加速が、1台目から4台目までは良いのに。そのあとは良くないので、日本選手権は、1台目から4台目以上、その先をどう走るかをコンセ プトに頑張りたいです。10台目まで精度の高い動きをしなければいけないので、一つも逃さないように走りたいなと思います。
今回のオンライン対談はアーカイブとして残っているので興味のある方は是非!
https://youtu.be/5ZbhjlJs0nc
素材提供:「陸上トップアスリートオンライン対談 ~限界突破への挑戦〜」 広報事務局(株式会社アミューズ内)