「楽天スーパーナイター」が開催 コラボ演奏&セレモニアルピッチに登場のサンボマスターが明かした名曲に込めた想い
「楽天スーパーナイター」が8月1日に東京ドームで行われた。東北楽天ゴールデンイーグルス対福岡ソフトバンクホークスの試合前イベントとして行われた同イベントでは「スポーツとともに、もっといい未来へ。A BETTER FUTURE TOGETHER」というテーマのもとでブースが出展されたほか、試合前にはスリーピースバンド・サンボマスターがダンスチームとパフォーマンスを繰り広げ、セレモニアルピッチにも登場。試合前の東京ドームを熱く盛り上げた。※メイン画像 提供:Rakuten Eagles
「もっといい未来へ」をテーマにブース設置
この日の東京ドーム内には特別ブースが設けられ、画面上の映像に合わせて野球のバッティングやサッカーのシュートを行う「Sports Challenge Booth」や、会場2カ所にはペットボトル回収ボックスとして「Bottle Cap Exchange Box」が設置。
これらのブースは「もっといい未来へ」というテーマのもと、ダイバーシティや公平性、インクルージョンを意識してスポーツ楽しめる環境を創り出す「Sports for Everyone」と、豊かな環境を生み出す「Green for Future」という楽天が掲げる2つが狙いとして込められていた。
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この日は楽天イーグルスの球団アンバサダーを務めるOBの銀次さんが登場し、ダンスやエンターテイメントを通じて障がいやソーシャルインクルージョンの実現に取り組む「SOCIAL WORKEEERZ」のDAIKIさんとともに体験ゲーム「TANDEM CYCLING」に挑戦。
銀次さんとDAIKIさんが協力しながら自転車によるゲームに取り組んでいた。銀次さんは「目隠しをしている時点で恐怖感があって、なにが起こるか分からない状況のなかでやるのは難しい。そのなかで大切なのは声なんですが、それを楽しめたので良かったと思います」とコメント。
軟骨無形成症の症状を持つDAIKIさんは、「僕の身体特性だと普通の自転車が乗れないことが多いので、いつかこのような手で漕ぐような自転車が日常化されたらいい未来だなと感じました」とそれぞれ体験しての感想を述べた。
始球式では練習の成果を披露
また、試合前イベントに登場したのがロックバンド・サンボマスター。山口隆さん(唄とギター)は福島県会津若松市出身で、東北をホームタウンとする楽天球団とは縁を感じていたという。
「僕の出身地である東北を拠点とする楽天イーグルスさんは、地域との絆が深く、東北大震災の復興支援や地元の人たちを応援する気持ちは、僕らとも共通しています」と今回のイベントに対して意気込みを語っていた。
そんなサンボマスターの3人が試合前のパフォーマンスで披露したのが2010年にリリースされた『できっこないをやらなくちゃ』。
2018年にチアダンス部を舞台にしたドラマ『チア☆ダン』で起用されるなど、前向きに日々を頑張る人に向けた応援ソングとして多くの人から支持を集めてきた。
画像提供 / Rakuten Eagles
東京ドームのグラウンドに登場したサンボマスターは、「SOCIAL WORKEEER」や楽天チア「東北ゴールデンエンジェルス」のメンバーたちとともに『できっこないをやらなくちゃ』を披露。
東京ドームの大歓声のなかで実現したコラボレーションでは、サンボマスターの楽曲も相まって「スポーツとともに、もっといい未来へ」というイベントのスローガンに通じるような人々を前向きにさせるパワーが感じられた。サンボマスターの3人は、演奏後に行われたセレモニアルピッチにも登場。
山口さんが銀次さんに指導された練習の成果を大観衆のなかで披露し、「あの汗と涙が混じったグラウンドに僕が立たせていただいて光栄の極みでした」と感謝の気持ちを込めながらマウンドを降りた。
画像提供 / Rakuten Eagles
DAIKIさんは「この曲でしかやりたくない」
イベント後の囲み取材で明かされたのが『できっこないをやらなくちゃ』に対してのそれぞれの想い。山口さんは「ダンスグループのみなさんとやるということで、パワーが2倍にも3倍にもなる。今日も素晴らしいパフォーマンスを見せていただいて、一緒になって何倍にも新しいものが生まれたり、その力が何倍にもなったらいいなと思いこの曲にしました」と言及。
さらに、DAIKIさんも「この曲でしかやりたくないくらいの気持ちがありました」とこの曲でのパフォーマンスを熱望していたと喜びを語った。メンバーの近藤洋一さん(ベースとコーラス)は「自分たちがこの曲をリリースした時から時間を超えてから、実はいろんなところで聴かれてたという楽曲」とコメント。
木内泰史さん(ドラムスとコーラス)は「単純に嬉しい。この曲で勇気付けられたということを最近いろんなところで言っていただいて、みんなと一緒に気持ちを高めていけたらいいと思っていた。
今日の試合に花を添えられて良かった」と述べた。楽天グループが推進する「もっといい未来へ」のスローガンのもと開催された「楽天ナイター」は、それぞれの想いが重なりあったなか実現したイベントとなった。