パリ五輪・日本人メダリストの活躍と注目の戦いを総括(大会7日目)
日本時間の27日未明にパリ五輪が開幕した。ここでは現地時間の8月1日の(日本時間8月1日〜2日)大会7日目にメダルを手にした選手たちの活躍や、注目選手の戦いぶりを振り返ってみたい。※トップ画像出典/Europa Press via Getty Images
フェンシング 女子フルーレ団体 (東晟良、上野優佳、宮脇花綸、菊池小巻)銅メダル
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フェンシングは個人競技に続いて団体戦が行われ、女子フルーレ団体に東晟良、上野優佳、宮脇花綸と、リザーブの菊池小巻の4名が出場した。
1チーム3人ずつ、計9回の総当たり戦で行われ、各試合は、5ポイント先取するか、3分間の試合終了時にポイントの多いほうが勝利。チームとしては、先に45ポイントを取るか、時間内に得点の多い方が勝者となる。
初戦の準々決勝で日本は、今年1月のワールドカップ(パリ)で敗れたポーランドと対戦。苦戦も予想された相手を45対30で退けると、準決勝ではこの1年で0勝5敗の難敵、イタリアと顔を合わせた。
終始リードを許す苦しい展開が続き、30対40で迎えた9セット目にエースの上野が追い上げを見せたもののわずかに及ばず、39対45で敗れた。
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銅メダルのかかった3位決定戦では、世界ランキング6位のカナダと対戦した。第3試合までは10対10と互角の戦いを演じたが、第4試合で宮脇に代わり菊池が登場して1点のリードを奪うと、第5試合では上野が点差を広げ、19対14とした。
最終の第9試合には、カナダ代表エースのエレノー・ハーヴィーに上野が押し込まれ、33対32に詰め寄られたが、1点のリードを守り切り、銅メダルを獲得。日本人女子として初となる五輪のメダルを獲得した。
柔道 女子78キロ級 髙山莉加 3位決定戦敗退
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29歳で五輪初出場の高山莉加は、初戦でリスホン・クルバンバエワ(ウズベキスタン)と対戦。開始48秒に上四方固めが決まり、押さえ込みで1本勝ちを収めた。
だが、続く準々決勝で回を合わせたアナマリア・ワグナー(ドイツ)との対戦では、世界ランク2位で旗手を務めたワグナーに序盤から攻められ、試合時間2分を残して2回の指導を受ける苦しい試合を強いられることに。残り34秒で3回目の指導を受けた高山は、反則負けで、敗者復活戦に回ることとなった。
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気持ちを切り替えて臨んだ敗者復活戦では、フーシェ・ステーンホイス(オランダ)を開始3分すぎに大腰で一本勝ちを収めた高山は、銅メダルを懸けて3位決定戦に進んだが…。サンパイオ(ポルトガル)には開始1分10秒で大外返し、3分5秒にも背負い投げで技ありを奪われ、合わせ技1本で敗退し、銅メダル獲得はならなかった。
柔道 男子100キロ級 ウルフ・アロン 敗者復活戦敗退
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東京五輪金メダリストで、ブランクを経て競技に復帰し、2大会連続で五輪の切符を掴んだウルフ・アロンは、1回戦から登場。
アーロン・ファラ(オーストリア)との試合では開始1分16秒で一本勝ち。続く2回戦で、元世界王者で東京五輪銅メダルのジョルジェ・フォンセカ(ポルトガル)を豪快な内股で破り、勢いに乗った。
だが、準々決勝ではイリア・スラマニゼ(ジョージア)に隅返しで技ありを奪われて優勢負け。敗者復活戦でもニコロズ・シェラザジシビリ(スペイン)に延長戦の末に内股を仕掛けられて1本負けに終わり、2大会連続のメダル獲得はならなかった。
競泳 女子200m平泳ぎ決勝 鈴木聡美 4位
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2012年に行われたロンドン五輪の金メダリストで、日本の競泳史上最年長の33歳でパリ五輪に出場した鈴木聡美は、12年前に制した女子200m平泳ぎに出場。予選を全体5位の2分23秒80で終えた鈴木は、2分23秒54の全体8位で準決勝を通過し、決勝へと駒を進めた。
決勝では終盤まで競り合い健闘したものの、2分22秒54で4位に終わり、久々の表彰台を逃した。