メッシ、ネイマール、エムバペら豪華メンバーが来日!パリ・サンジェルマンのジャパンツアーを振り返る「今後に向けた方向性が見えた」
7月に来日を果たしたフランス1部リーグのパリ・サンジェルマン(以下P S G)は、10日間に3試合をこなす傍らで、多くのイベントにも登壇し、日本中を席巻した。 帰国後の1日には、フランス・スーパーカップ(イスラエル・テルアビブ)でナントと対戦し、4−0で勝利を収めたP S G。過去10年間で9度の優勝を勝ち取った大会でも、変わらぬ強さを見せつけ、順調な調整が進んでいるように思われる。いよいよ日本時間6日の新シーズンの開幕を迎えるが、P S Gのジャパンツアーを改めて振り返ってみたい。
Junichi Shiratori
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2022/08/01
パリ・サンジェルマンからは、メッシ選手(アルゼンチン代表・FW)、ネイマール選手(ブラジル代表・FW)、エムバぺ選手(フランス代表・FW)、マルキーニョス選手(ブラジル代表・D F)、セルヒオ・ラモス選手(元スペイン代表・DF)の5名と、クリストフ・ガルティエ監督が参加。子供達の大きな拍手で迎えられて登場した。
選手達は、ミニゲームなどで子供達にとっては夢の交流を楽しんだ。
ミニゲームを終え、子供達の質問に答えるメッシ選手は、「何よりも楽しむことが大切」と、参加者にエールを送った。
子供達と汗を流した翌19日には、都内のホテルで行われたレセプションパーティーに選手達が登場。ゲストに迎えられたキャプテン翼の原作者でもある高橋陽一氏が、ライブドローイングを披露した。
「キャプテン翼の大ファンだ」というネイマール選手(右)とエムバペ選手が、ペンを走らせる高橋先生の手つきをじっと見つめる姿が印象的だった。
この日のライブドローイングで披露したキャプテン翼の大空翼と岬太郎のイラストと、インタビューに応じる高橋先生。
2度の公開練習にも、13,370人(18日・秩父宮)、17,916人(24日・吹田)が押し寄せ、大盛況に終わった。
さまざまなイベントに登壇しながら、川崎フロンターレ(20日・国立)、浦和レッズ(23日・埼玉)ガンバ大阪(25日・吹田)との試合に臨んだパリ・サンジェルマンの面々。3連勝と格の違いを見せつけ、フランスカップの決勝が開催されるテルアビブに向かった。
ーー今シーズンからチームを率いるガルティエ新監督は、2−1で勝利を収めた川崎フロンターレ戦後にインタビューに応じ、試合の手応えを語った。
ガルティエ監督: 今回は、リズム感や躍動感ある試合でした。相手(川崎フロンターレ)は、リーグ戦の真っ只中だったということもあり、フィジカルや戦術の面においても、準備万端でした。そのような相手に対して、素晴らしいコンビネーションの攻撃ができたと思っています。 手強いチームに対して、うちの選手がしっかりプレスをかけてピッチの上の方に攻めることができましたし、色々なチャンスメークができた。今後に向けて、私たちがやるべき方向性が見えた試合になりました。
ーー 続けて昨シーズンのJ1リーグ王者、川崎フロンターレの鬼木達監督が、対戦の印象を語った。
鬼木達監督:本当に残念ながら負けてしまいましたは。 やれたことも、もっとできたなと感じることもあるゲームでした。結果を踏まえ、「次の道を見つけて進んでいきたい」と思えた。そういう意味では勉強になり、良いゲームだったと思います。力の差は色々あったと思いますが、相手を見てサッカーをやることによって自分達が足を止められた。
動けなってしまった時間帯が多いので、パスやドリブルなどの変化付け、相手の嫌なところをつくこと。単純なことではありますが、これからもやっていきたいです。
相手を見てプレーするのは本当に大切ですが、攻撃や守備でも自信を持ってやる。あるいはそういうものを見せる。そうすれば自分達の時間になると思うし、攻撃も守備でもアグレッシブさが何よりも大切だと思います。「満員の観衆のなかで、自分達が何を示せるかが大切だ。魅力のあるサッカーをしよう」と選手達を送り出しましたが、それらが自分たちはもちろん。これからリーグの発展につながるところでもあるので、引き続き取り組んでいきたいと思います。
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エアトリ presents Paris Saint Germain JAPAN TOUR 2022