Interview JOY vol.3 Parlant de « La passion pour le football et les arts martiaux et les défis pour l'avenir »
サッカーと格闘技、二つの異なるスポーツに情熱を注ぐJOY。フットサルチーム「FCゴースト」の結成から音蹴杯での優勝、そして格闘技への深い思いまで、その道のりには数々のエピソードが詰まっている。サッカー愛と格闘技への挑戦を通じて、JOYが見据える未来とは何か?彼のスポーツに対する信念と、これからの展望に迫る。※トップ画像撮影/長田慶
業界注目のフットサルチーム『FCゴースト』、JOYが語る結成から音蹴杯、優勝までの道のり
ーーJOYさんのフットサルチーム「FCゴースト」は業界でも有名ですが、チームが誕生した背景を教えてください。
撮影/黒木早紀子
「自分のチームを作りたい」というシンプルな思いがきっかけでした。最初は別のチームで音蹴杯に出場したのですが、その翌年、自分のチームで挑戦してみたいと思ったんです。それが2017年頃のことです。
メンバーは、主に周りの芸人仲間や後輩たちで、サッカーができる仲間を集めて結成したのが「FCゴースト」です。そして、2019年の音蹴杯では、まさかの優勝を果たすことができました。僕たちは今、現役チャンピオンとして勝ち逃げしている状態です(笑)。その大会では僕がMVPもいただき、本当に嬉しかったです。
音蹴杯はとても激しい大会で、埼玉スーパーアリーナで無観客で行われるんです。そんな大きな会場で、ミスチルの桜井さんやGLAYのTERUさんといった一流アーティストたちが本気でプレーし、時には衝突することもありますが、それがまた大会の魅力なんですよね。
ーー優勝したとき、どのくらい練習していたんですか?
実は、僕たちは月に1回集まって練習試合をする程度なんです。特別に「優勝を狙おう」と気合を入れていたわけではなく、助っ人も呼ばず、仲間内だけで出場しました。それでも結果的に優勝できたのは、本当にラッキーだったと思います。
ーー優勝後の反響はいかがでしたか?
画像提供 / JOY(本人)
大会自体は大々的に宣伝されているわけではないので、反響は主に業界内に限られています。アーティストの方がラジオで話題にしてくれることもありますが、一般の人にはあまり知られていないのが少し残念ですね。
「僕らがチャンピオンだ」と言っても、「それって何?」という反応が多いです。でも、また大会が開催されることを願っています。参加者は皆サッカーが上手で、次回の大会では新しいメンバーや若いアーティストが加わることを期待しています。僕らもプロなら引退している年齢ですが、やっぱりまたあの熱気を感じたいですね。
ーー最近のチーム活動は、どうですか?
Photographie/Kei Nagata
実は、コロナが始まる前に最後の活動をしてから、約5年間チームとしての活動を休止していました。でも、先週、約5年ぶりにチームゴーストでフットサルをやりました。コロナ前は毎月、前園さんたちと一緒にプレーしていたんですが、今回は久しぶりにMIFAで集まりました。残念ながら前園さんは参加できませんでしたが、松原良香さんや田中隼磨さんといった元プロ選手たちが集まり、すごいメンバーでプレーしました。
しかし、結果はボコボコにやられてしまいました。コロナ前は僕たちもいい勝負ができて、勝つこともあったんですが、今回は全然勝てなくて、かなり悔しかったです。やっぱり何歳になっても、負けると悔しいですね。またフットサルでもサッカーでもやりたいです。次こそはリベンジしたいと思います。
JOYが語る格闘技愛、熱き想いとRIZINアンバサダーへの挑戦
ーー最近、JOYさんが格闘技について発信することが増えていますが、なぜそんなに格闘技が好きなんですか?
画像提供 / JOY(本人)
僕が格闘技にハマったのは中学生の頃で、当時K-1 MAXがすごく流行っていたんです。魔裟斗さんが活躍していて、そんな試合を見て、子供の頃から格闘技が大好きになりました。それに、当時はヘビー級の外国人選手がたくさん日本に来ていて、その迫力にも夢中でした。ギャル男をやっていた頃はお金が全然なかったんですが、格闘技だけは特別で、必ずVIP席のチケットを買って試合を見に行っていました。今ほどチケットが高くなかったので、前の方で観戦できたんですよね。それくらい格闘技が大好きだったんです。
ずっと格闘技好きを発信していたんですが、サッカーのイメージが強くて、なかなか仕事にはつながりませんでした。でも最近、X(旧Twitter)で、僕の格闘技熱について突っかかってくる人がいて、僕はそういうのに対して割と熱くなるタイプなので、思わず言い返してしまいました。それがきっかけで「JOYって格闘技好きなんだ」と急に広まったんです。その後、RIZINさんからも声をかけてもらって、「一緒に何かやりましょう」という話になりました。
今では、RIZINの男性版アンバサダーを目指していて、いつか実現できたらいいなと思っています。これからも、もっといろいろなことに挑戦していきたいですね。
ーー7月28日の超RIZIN.3にも行かれましたか?
はい、行きました。実はあの試合のチケットは早くから確保していて、うちの奥さんも格闘技が大好きなので、「この歴史的一戦は絶対に生で見なきゃね」と二人で観戦に行きました。確かにテレビで見る方が見やすい部分もありますが、サッカーと同じで、やっぱり会場の熱気や臨場感は現地でしか味わえないんですよね。それを体感しに行ったんですが、本当に最高の時間でした。
ーー朝倉未来選手の敗北と引退は残念でしたね。
そうですね、とても残念でした。でも、サッカーでも格闘技でも、時代は移り変わっていくものです。新しい若い選手たちが出てきて、次の時代を担っていかなければいけないんですよね。朝倉選手はこれまで格闘技界を大いに盛り上げてきましたが、今回の引退で次の世代にバトンが渡されることになります。新しい選手がどんどん出てこないと、業界全体の盛り上がりが続かないですから。
でも、超RIZIN.3を観戦していて、まだまだ素晴らしい選手がたくさんいると感じましたし、これからも格闘技人気は続いていくだろうなと期待しています。
Jリーグ愛とRIZINへの挑戦!JOYが目指す未来とは?
ーー最後の質問です。JOYさんのスポーツに関わる目標や展望、または注目してほしい点があれば教えてください。
撮影/長田慶
もちろん、今もサッカー番組に携わっていますが、僕は本当に日本のサッカー、特にJリーグが大好きで、もっとJリーグに関わる仕事をしたいと思っています。いつか、矢部さんがやっていた「やべっちスタジアム」のような番組を持てたら嬉しいですね。それが僕の一つの目標です。海外サッカーも素晴らしいですが、Jリーグを盛り上げることが日本のサッカー全体の発展に繋がると信じています。
また、格闘技ではRIZINのアンバサダーになれるように頑張りたいですね。これからも格闘技界を盛り上げるために貢献していきたいと思っています。
プレイヤーとしては、実は奥さんから「怪我しないように」と言われていて、自分でも無理しないようにしています(笑)。プレイヤーとしての僕には、あまり期待しないでくださいね。
JOY
2003年、雑誌『men‘s egg』にてモデルデビュー。タレントとしてバラエティー番組などでも幅広く活躍しており、特技であるサッカーではスカパーで番組MCを務めている。2021年に「イクメンオブザイヤー2021(芸能部門)」を受賞し、パパタレントとしても奮闘中。