
【J1第4節】4連勝の柏が首位浮上! リカルド監督は古巣凱旋で白星を飾る
2月14日の大阪ダービーで開幕した2025シーズンJ1リーグ。今回は3月1日、3月2日に行われた試合結果と、2日開催の「浦和レッズvs柏レイソル」「ヴァジアーノ岡山vs清水エスパルス」の2試合を中心に振り返る。※トップ画像出典/PhotoAC

第4節(3/1・3/2開催分)試合結果
3月1日および3月2日に行われた試合は下記4試合と6試合。これで第4節の結果が出揃ったが、3勝1分0敗の柏と湘南、広島の3チームがわずかな得失点差でトップを競い合っている。一方で2024年のルヴァンカップ決勝で優勝争いをした新潟と名古屋は、18位と20位でリーグ下位に低迷。ここからどう順位を上げていくのかも注目だ。
3/1開催
・横浜FM 1-1 湘南・鹿島 2-0 FC東京
・川崎F 0-1 京都
・神戸 0-1 福岡
3/2開催
・名古屋 1-2 町田
・東京V 0-1 G大阪
・新潟 2-2 C大阪
・岡山 1-1 清水
・広島 1-0 横浜FC
・浦和 0-2 柏
無敗継続中の柏は首位浮上。元浦和の小泉が好アシスト連発

アウェイの地で浦和と対戦した柏。2022年まで浦和で指揮していたリカルド ロドリゲス新監督にとっては古巣凱旋でもあるこの一戦、見事2得点クリーンシートで快勝した。
序盤からボールを支配していた柏は、前半14分に先制点を獲得。今季浦和から加入した小泉佳穂選手が逆サイドに大きく展開。それを受けた小屋松知哉選手は、相手DFの関根貴大選手を交わしてPA内に侵入し、斜めに鋭いシュートを放つ。相手GKの西川周作選手が触れるも、ボールはそのままゴールに吸い込まれた。
さらに前半31分には追加点を決める。右サイドから小泉はふわっと浮かせるようなクロスを供給。そこへ走り込んだ垣田裕暉選手がダイビングヘッドでネットを揺らした。垣田は前節にも得点しているため、2戦連続でゴールしたことになる。また、第2節で得点した小泉は、今試合では2アシストと好調ぶりを見せつけた。
今節で湘南が引き分けたことから得失点差で首位に浮上した柏。昨シーズン17位でフィニッシュしたチームとは思えないほどの快進撃を続けている。
一方、今季大型補強を敢行した浦和だが、ホーム開幕戦は黒星となった。勝利になかなか手が届かないが、6月にはFIFAクラブワールドカップ2025グループステージが始まるため、ここからの巻き返しに期待したいところだ。
昇格組対決はドローでフィニッシュ。岡山守護神がスーパーセーブでPK阻止
岡山と清水の対戦は、2025シーズンJ1昇格組対決としても注目の高い一戦。チケットも早々に完売し、勝利を掴むべく両チームのサポーターが熱い応援を繰り広げた。
立ち上がりから主導権を握ったのは清水。しかし、岡山も少しずつ連携を高めていき、激しい競り合いが続く。清水の北川航也選手や宇野禅斗選手、岡山の江坂任選手らが次々とシュートを放つが、なかなかゴールは決まらない。両チームともに数々の決定機を決めきれず、0-0のまま折り返した。
後半62分、セットプレーの流れで清水の住吉ジェラニレショーン選手が相手DFからスライディングタックルを受けてPKを獲得。キッカーの北川が狙いを澄ませて左に蹴るも、球筋を読んでいた岡山の守護神スベンド・ブローダーセン選手がこれをきっちり弾いた。清水の秋葉忠宏監督もまさかのPKストップに落胆しているようだった。
スコアレスで続いていた戦いだが、後半68分にとうとう清水が先制に成功。コーナーキックをファーサイドで受けた高木践選手がクロスを供給すると、ペナルティーエリア中央で待ち構えていた住吉が頭で合わせてゴール左上に突き刺す。住吉にとってはこれがJ1初ゴールとなり、ゴール後はチームメイトと喜びを爆発させた。
このまま黙っていない岡山は、そのわずか7分後に試合を振り出しに戻す。加藤聖選手が蹴ったCKを江坂が頭でフリック。そのままファーサイドに向かったボールを木村太哉選手がヘディングし、相手GKの頭上を通してゴール右上に押し込んだ。
その後もアディショナルタイムまで互いに攻撃の手を緩めず攻め合うが、結果は1-1のドローで勝点1を分け合うことに。スタッツのシュート数は岡山が15本、清水が14本となっており、この数字からもいかに激しい戦いだったのかが伺える。奇しくも次にリーグで戦うのは最終節。シーズン最後まで決着はおあずけだ。
*Les informations contenues dans cet article sont à jour au moment de la publication.
*Les informations contenues dans cet article sont à jour au moment de la publication.