
川崎・ファジーカスが引退試合でオーストラリア戦奇跡の勝利を振り返る「 日本バスケを良い方向に変えられたかな?」
プロバスケットボール男子B1リーグの川崎ブレイブサンダースで12シーズンプレーしたニック・ファジーカス選手の引退試合が、5月30日に本拠地のとどろきアリーナで行われた。ファジーカス選手は試合後に会見を開き、日本バスケット界を救った代表デビュー戦や日本代表の思い出を語った。 【写真提供】川崎ブレイブサンダース

ニック・ファジーカス選手は、2018年4月に日本国籍を取得。2018年6月29日のオーストラリア戦で代表デビューを果たすと、ファジーカス選手はチーム最多の25点を獲得して、チームの大金星に貢献した。4連敗で崖っぷちに立たされていた日本代表は、ファジーカス選手の加入以降は怒涛の8連勝で、21年ぶりのW杯出場をつかんだ。
画像提供/川崎ブレイブサンダース
――オーストラリア戦の活躍を無くして、ファジーカス選手の功績を語ることは出来ません。
ファジーカス選手:これまでに色々な人と話したり、今年引退することを受けてさまざまなインタビューを受ける中で、「ニック選手のオーストラリア戦の活躍が日本バスケットの歴史を変えた」と多くの方に言っていただけましたし、僕自身もあの試合では大きな役割を果たせて、勝利に貢献できたと思っています。
僕が日本に来た12年前は、正直に言って日本のバスケット界はさほど盛り上がっていませんでした。でも、あの試合がきっかけで徐々に変化が起こり、Bリーグの盛り上がりや日本バスケットが認められるようになったとするならば、僕自身が「少しは日本バスケットボールを良い方向に変えられたのかな?」と思います。
画像提供/川崎ブレイブサンダース
――東京五輪を終えて代表を引退する選手もいましたが、(五輪のメンバーから漏れてしまい出場できなかった)ニック選手はその後も代表に復帰されました。その背景にはTom・ホーバスHCとの深い関係性もあると思いますが、それ以外にはどのような思いがあったのでしょう?
ファジーカス選手:(トム・)ホーバスさんから「ニック、もう1回代表で活躍しないか?」と声をかけてもらって、「もちろんやるよ」と即答させてもらいました。僕自身が(日本の)パスポートをもらって帰化したからには、日本代表のために貢献する義務があると思いますし、それと同時に僕自身が「(代表でプレーを)やりたい」という気持ちもありました。
代表に選ばれると世界クラスの選手たちと対戦できますし、今までその機会のなかった僕自身にとっては新しいチャレンジです。先ほど話にあったW杯のオーストラリア戦もそうでしたが、(代表の試合においても)僕自身は“やる気満々”で、「絶対にやってやるぞ」という気持ちで挑んでいました。
画像提供/川崎ブレイブサンダース
――ファジーカス選手やご家族にとって、日本はどのような国でしたか?
ファジーカス選手:本当に日本は素晴らしい国で過ごしやすく、もう本当に文句のつけようのない環境だったのかなと思っています。子供は2人とも日本で生まれて、ずっと日本で過ごしてきているので、彼らも日本で過ごした思い出が記憶に残っていると思います。
もし、ハドソン(長男)とエミー(長女)がもしアスリートになるようなことがあったら、僕は“世界一ハッピー”になるでしょうし、(そのような未来が来ることが)僕自身もすごく楽しみです。(日本バスケット界の)次の世代に、もし自分たちの子供が絡めるんであれば、それはすごいことだと思う。僕がアメリカに帰ったとしても、決して日本で過ごしたことを忘れませんし、もし仮にそのようなチャンスが巡り合ってくるとするならば、それはきっと運命なのかなと思います。
でも、自分の子供にバスケを強要するつもりもなくて、「色々なスポーツをやってほしいな」と思っていますが、挑戦したスポーツの中からバスケットボールを選んでくれたら、もちろん僕自身としてはとても嬉しいです。
画像提供/川崎ブレイブサンダース
――ファジーカス選手の影響で、たくさんの子供たちがバスケットボールの魅力を知り、競技を始めました。そのような子供達に向けてメッセージをお願い致します。
ファジーカス選手:努力することやチームワーク、あとは相手をリスペクトすることだったり、数えきれないほどのことをバスケから教わると思いますし、僕自身が人間として成長できたのもバスケットボールのおかげです。
おそらく僕だけではなく、今まで関わってきたチームメイトもコーチ陣も同様に「バスケットボールのおかげで今の自分がいる」と思っているでしょうし、バスケットボールボールは本当にたくさんのものを学べる競技なのかなと思います。バスケットボールに限らず、スポーツを通じて色々なものを学べますし、そういった意味では、スポーツはすごく偉大な力を持っているのかなと思います。
僕自身は、お父さんからバスケットボールを渡されて、バスケットボールに熱中することができて、バスケットボールを愛することによってここまで 素晴らしい人生を送ることができました。バスケットボールには本当に感謝したいですし、(引退を決めた)今でも競技から離れるのはすごく寂しくて、感傷的になってしまうこともあるんです。
――引退後のプランを聞かせてください。
ファジーカス選手:まだ何も明確なイメージは湧いてないんですけど、「趣味のゴルフに打ち込みたい」ということもありますし、僕自身は2人の子供の父親なので、子供の送り迎えをしたり、家庭で料理を作ったりとか、「長い間頑張ってきたんだから、一度はゆっくりした人生を過ごしたら?」と妻からも言われているので、「ゆっくり時が流れるような人生を過ごしたいな」とも思いますし。 何が次の目標になるのかは全く分からない状況なんですけど、普通の人生をゆっくり過ごしていきたいなっていう風には思っています。

Yuta Watanabe fait une apparition surprise au match de retraite de Kawasaki Nick Fuzzikas ! L'uniforme numéro 22 sera définitivement retiré

"Gagner est le meilleur goût" Richie Mo'unga de Toshiba BL parle d'une équipe forte "Parfois, des choses autres que le rugby sont importantes"

"La revanche de Tokyo sur la scène de Paris" Hironobu Minamide, représentant d'OWS Japon, promet de gagner avec sa spécialité "dernière poussée"
