
【J1第8節】広島新加入の前田直輝がホームデビューの鹿島戦で大仕事
2025年4月2日、エディオンピースウイング広島でサンフレッチェ広島 vs 鹿島アントラーズが行われた。浦和レッドダイヤモンズから広島へ新加入した前田直輝が、ホームデビュー戦で先制ゴールを決める。この1点は、3試合ぶりの白星を目指す広島に勝利をもたらすことができたのか、白熱の一戦を振り返る。※トップ画像出典/Pixabay(トップ画像はイメージです)

伝統の4-4-2で挑んだ鹿島アントラーズ
サンフレッチェ広島のスターティングメンバーは、GKに大迫敬介。DFの3バックは右から塩谷司、荒木隼人、佐々木翔。ダブルボランチはMF田中聡とMF川辺駿。右サイドにMF新井直人、左サイドにMF菅大輝。そして、FWジャーメイン良、前田直輝、ヴァレール・ジェルマンの3トップだ。対する鹿島アントラーズは、伝統の4-4-2。GKは早川友基。DFラインは右から濃野公人、植田直通、関川郁万、安西幸輝。ダブルボランチはMF船橋佑と樋口雄太。右にMF小池龍太、左にMFチャヴリッチ。2トップはFW鈴木優磨とFWレオ・セアラという布陣だ。
FWに人数を割いた広島に対し、やや守備的な鹿島。このフォーメーションの差は、試合にどう影響したのか。
浦和から新加入の前田直輝が広島のホームで初仕事
序盤、鹿島がボールを保持し、FW鈴木が中央にボールを入れる。しかし、広島のディフェンスが落ち着いて対応。前半4分、鹿島MFチャヴリッチがボールを受け、左足でシュートを放つ。しかし、ボールはブレて枠をとらえきれない。8分、鹿島はFW鈴木が中盤でボールを受け、反転。FWレオ・セアラにスルーパスを送る。FWレオ・セアラがボレーで合わせるも、惜しくも枠の外。鹿島の良さが出たシーンだ。
広島は15分、MF新井からパスを受けたFWジャーメイン良が前を向き、右足でクロスを上げる。そこにFW前田が合わせるも、DFに当たりこぼれたところを、再びFW前田が押し込んでゴール。広島が先制点を奪う。浦和レッズから新加入の前田にとっては、広島のホームデビュー戦で早速結果を出した形となった。勢いに乗る広島は、FWヴァレール・ジェルマンがキープし、MF佐々木にパスを送る。MF佐々木がポケットを取りに行くが、DFに阻まれる。こぼれたボールをFW前田が拾い、DFを股抜きシュートを試みるも、ボール1個分枠の外。35分にも広島は、DF濃野が中をうかがい、1人で突入し左足を振り抜くが、惜しくもゴールならず。前半アディショナルタイムには、鹿島が攻勢を強めるも、広島の集中した守備を崩せず前半終了。1-0で広島がリードして折り返した。
広島ジャーメイン良が決定的ヘッドもGK早川に阻まれる
後半48分、鹿島FWレオ・セアラがラインで受ける起点になり、MF小池が同じサイドを駆け上がる。DFを1人かわし、素晴らしいステップから左足シュート。しかし、広島GK大迫がセーブ。鹿島は55分にも、MF小池裕太が巻いたボールを蹴り込む。高く上がったボールにボレーシュートで合わせるも、ゴールならず。64分、広島FWヴァレール・ジェルマンがボールを取り駆け上がる。中央にFWジャーメイン良、左にMF田中。最後はジャーメインへ渾身のクロスが通りヘッド弾を叩き込んだ。しかし、鹿島GK早川がナイスセーブ。
70分、鹿島のキッカーはMF樋口雄太。柔らかいボールをDF安西幸輝がクロス。FW鈴木優磨が折り返し、FWレオ・セアラがなんとかかき出すも、シュートは打てず。鹿島は75分にも、MF中野がドリブル突破からクロスボールを上げFWレオ・セアラが合わせるシーンが。得点には結びつかなかったが、フィジカルが強いFWレオ・セアラの動きが光った。
アディショナルタイム5分。鹿島もあきらめなかったが、MF松村優太が縦にクロスを上げたところで試合終了の笛。1-0で広島が鹿島勝利。リーグ戦3試合ぶりの白星を飾った。
DAZN「明治安田生命J1リーグ
広島 vs 鹿島 : 第8節」(2025年4月2日配信)より
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