Représentant de Futsal Japon, regardant de près Keiji Kanji vol.3 - Interview Interview "Continuer à contribuer à la victoire de l'équipe, et il y a un rêve à venir"
フウガドールすみだの中心選手として、キャプテンとして、ピッチ内外で重要な役割を担う諸江剣語選手に、所属チームや日本代表での役割、さらにはフットサルシューズの事、今後の目標までを語ってもらった。
Taisuke Segawa
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2017/06/01
<De vol.1 est ici>
<De là vol.2 vient de>
――まず、昨シーズンを振り返っていかがでしたか?
諸江:昨シーズンは、チームとしても個人としても、決して満足する出来ではありませんでした。チームも自分も、開幕直後はいいスタートをきれたけど、中盤以降失速してしまった。
僕自身も、開幕当初は、他チームに新加入した外国人選手や日本代表のトップクラスの選手をしっかり抑えきることが出来たけど、彼らがチームにフィットしはじめ、コンディションを上げてきたときに、パワー負けしてしまった部分があったんですよね。まだまだ自分に足りないものがあることを実感しました。
――課題克服に向けて強化しているフィジカルのトレーニングは順調ですか?
諸江:はい、順調です。でもほんとにキツイ(笑)。先日なんて、トレーニングの帰りに電車に座っていたんですが、降りなきゃいけない駅で立てなくて。いまも全身筋肉痛ですよ。でも、トップクラスのピヴォ達と勝負していくためですからね。
元々のサイズが違うので、埋められないパワー差は、経験や状況把握・判断や技術などでカバーしていく前提ですが、フィジカル面も自分の限界までは上げておきたいと思っています。
筋肉の量を増やすので、はじめは身体の感覚とプレーを合わせるのに戸惑うかもしれませんが、そのブレ幅は小さくなるようにしたいですね。
普段のチーム練習で意識的に感覚を合わせていくようにしています。まだ始めたばかりですけどね。
写真:明るい表情で現在の状況を語る諸江剣語
――今後どんなスケジュールでフィジカルを強化していくのですか?
諸江:11月にはAFCフットサル選手権の予選が予定されているので、9月までには目標としてイメージしているところまでもっていきたいです。まずは開幕までに、一回り身体を大きく出来るんじゃないかと思っています。
――昨年は代表にもコンスタントに呼ばれていました。所属チームと代表チームでは、それぞれどんなことを意識していますか?
諸江:役割が全然違いますね。僕は1対1が得意ですし、チームの中では僕の1対1を活かそうとする戦術をとることはありますが、日本代表では、他に1対1のスペシャリストがいるんです。
僕自身は、後ろからの組み立てや、ボールを運ぶ、時間を作るといったオフェンス面での貢献もできると思いますが、オフェンスのタレントはたくさんそろっているので、前にローテーションした時のプレッシングとか、ディフェンス面でも自分の特徴を出して貢献していきたいですね。
あとは、代表に呼ばれ続けていくことができれば、コミュニケーション面だったり、チーム作りの面でも貢献できることがあると思っています。
――逆に所属チームと代表チームで共通していることってありますか?
諸江:代表チームは国を背負っているので、結果が全てですよね。自分のエゴではなく、チームのため、国のために、自分ができることをやって貢献することって、チームでやっていることと変わらないんですけど、より一層高い意識が必要なのが代表チームなのかなと。
だから、代表に選ばれて生き残っていくためには、まずは所属チームを勝たせるだけの役割を担わないといけないと思うんです。チームを勝たせる力がないのに、代表に選ばれる資格はないって考えています。
チームの勝利のためにピッチ内外でできることを行っていくことが、結局は代表にも繋がっていくんだと思います。
――チームでキャプテンとして振る舞っていること自体が諸江選手の強みになりますよね。では、そのチームのキャプテンとして、普段どんなことを意識していますか?
諸江:特に理想のキャプテン像っていうのも持っていませんし、チームメイトはみんな素晴らしい人間性をもっているので、余計なことに気を使わなくて済むのはすごく楽ですね。
僕は須賀監督とは長く一緒にやっているので、監督の考えていることをしっかり周りに伝えるようにはしています。
あとは、誰とでもコミュニケーションをとることを意識しています.
写真:練習試合中、新加入の岡村康平と積極的にコミュニケーションをとる諸江剣語
――では、そろそろシューズの話をきかせてください。ずっとプーマのシューズを履いていると思いますが、フットサルシューズへのこだわりはありますか?
諸江:特に強いこだわりはないんですけど、ソールが薄いものが好きですね。素足感覚というか、足裏の感触を大切にしたいんです。ピッチの感覚が足裏にダイレクトに伝わるようにするために、インソールははずして履いてますね。
――いま履いているシューズはトップモデルではないですよね?
諸江:はい、僕は足のサイズが24.5cmと小さいんですが、プーマのトップモデルが25cmからになってしまったんです。いま履いているシューズは、「インビクト サラ」というモデルです。
僕は足の幅が広いので、最初は少し横幅がキツイのですが、使っているうちに人工皮革が馴染んで、ちょうど良くなってくるんです。僕の足の形にフィットしているので履きやすいですよ。
トップモデルほどではないですが、軽いしソールも比較的薄いので、その点では満足しています。
もう少しグリップが効けばいいなと思うことはありますが、フットサルを始めてから、ずっとプーマのシューズを履かせてもらっているので、「プーマのシューズを履くことがこだわり」という感じですね。
写真:契約メーカーのプーマへの感謝をわすれない諸江剣語
――プーマに専用のシューズを開発してもらえたらいいですね(笑)。では最後に、これからの目標をお願いします。
諸江:継続することが一番大切だと思っています。いままで、たくさんの方たちのおかげで、こうしてフットサルに真剣に向き合ってくることができました。続けて続けて、やっと日本代表にも呼んでいただけるところまで来ることが出来ました。
代表に定着し最終的にワールドカップのピッチに立つためにも、今まで以上に継続して結果を出し続けて、頑張りたいと思いますので、ひきつづき応援よろしくお願いします。
――ぜひ夢をつかんでください。ありがとうございました。
諸江:ありがとうございました!
フットサルを始めて10年。フウガドールすみだのキャプテンとして、いまやチームにとって欠かせない存在に成長した。その諸江がいま、最も大切にしているキーワードが“継続”だ。
いままでコツコツと積み上げてきたものがあるという想いが彼を支えているのだろう。自分の課題と向き合い、継続して高みを目指していくことによって、夢を現実に変えていこうとしている。チームのために出来ることを、高いレベルで継続してきた諸江だからこそ、見えている未来があるのかもしれない。
フットサルに集中できる環境を整えた諸江が、今後、自分自身にどんな変化を起こすのか。ワールドカップという夢への道を、諸江は一歩ずつ着実に歩んでいく。
Informations sur les chaussures de PUMA portées par divers mots de Keiji
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Icihttp://kengo.kataru.jp/
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Interview / texte / photo :Yasuyuki Segawa
<De là vol.2 vient de>
――まず、昨シーズンを振り返っていかがでしたか?
諸江:昨シーズンは、チームとしても個人としても、決して満足する出来ではありませんでした。チームも自分も、開幕直後はいいスタートをきれたけど、中盤以降失速してしまった。
僕自身も、開幕当初は、他チームに新加入した外国人選手や日本代表のトップクラスの選手をしっかり抑えきることが出来たけど、彼らがチームにフィットしはじめ、コンディションを上げてきたときに、パワー負けしてしまった部分があったんですよね。まだまだ自分に足りないものがあることを実感しました。
――課題克服に向けて強化しているフィジカルのトレーニングは順調ですか?
諸江:はい、順調です。でもほんとにキツイ(笑)。先日なんて、トレーニングの帰りに電車に座っていたんですが、降りなきゃいけない駅で立てなくて。いまも全身筋肉痛ですよ。でも、トップクラスのピヴォ達と勝負していくためですからね。
元々のサイズが違うので、埋められないパワー差は、経験や状況把握・判断や技術などでカバーしていく前提ですが、フィジカル面も自分の限界までは上げておきたいと思っています。
筋肉の量を増やすので、はじめは身体の感覚とプレーを合わせるのに戸惑うかもしれませんが、そのブレ幅は小さくなるようにしたいですね。
普段のチーム練習で意識的に感覚を合わせていくようにしています。まだ始めたばかりですけどね。
写真:明るい表情で現在の状況を語る諸江剣語
――今後どんなスケジュールでフィジカルを強化していくのですか?
諸江:11月にはAFCフットサル選手権の予選が予定されているので、9月までには目標としてイメージしているところまでもっていきたいです。まずは開幕までに、一回り身体を大きく出来るんじゃないかと思っています。
――昨年は代表にもコンスタントに呼ばれていました。所属チームと代表チームでは、それぞれどんなことを意識していますか?
諸江:役割が全然違いますね。僕は1対1が得意ですし、チームの中では僕の1対1を活かそうとする戦術をとることはありますが、日本代表では、他に1対1のスペシャリストがいるんです。
僕自身は、後ろからの組み立てや、ボールを運ぶ、時間を作るといったオフェンス面での貢献もできると思いますが、オフェンスのタレントはたくさんそろっているので、前にローテーションした時のプレッシングとか、ディフェンス面でも自分の特徴を出して貢献していきたいですね。
あとは、代表に呼ばれ続けていくことができれば、コミュニケーション面だったり、チーム作りの面でも貢献できることがあると思っています。
――逆に所属チームと代表チームで共通していることってありますか?
諸江:代表チームは国を背負っているので、結果が全てですよね。自分のエゴではなく、チームのため、国のために、自分ができることをやって貢献することって、チームでやっていることと変わらないんですけど、より一層高い意識が必要なのが代表チームなのかなと。
だから、代表に選ばれて生き残っていくためには、まずは所属チームを勝たせるだけの役割を担わないといけないと思うんです。チームを勝たせる力がないのに、代表に選ばれる資格はないって考えています。
チームの勝利のためにピッチ内外でできることを行っていくことが、結局は代表にも繋がっていくんだと思います。
――チームでキャプテンとして振る舞っていること自体が諸江選手の強みになりますよね。では、そのチームのキャプテンとして、普段どんなことを意識していますか?
諸江:特に理想のキャプテン像っていうのも持っていませんし、チームメイトはみんな素晴らしい人間性をもっているので、余計なことに気を使わなくて済むのはすごく楽ですね。
僕は須賀監督とは長く一緒にやっているので、監督の考えていることをしっかり周りに伝えるようにはしています。
あとは、誰とでもコミュニケーションをとることを意識しています.
写真:練習試合中、新加入の岡村康平と積極的にコミュニケーションをとる諸江剣語
――では、そろそろシューズの話をきかせてください。ずっとプーマのシューズを履いていると思いますが、フットサルシューズへのこだわりはありますか?
諸江:特に強いこだわりはないんですけど、ソールが薄いものが好きですね。素足感覚というか、足裏の感触を大切にしたいんです。ピッチの感覚が足裏にダイレクトに伝わるようにするために、インソールははずして履いてますね。
――いま履いているシューズはトップモデルではないですよね?
諸江:はい、僕は足のサイズが24.5cmと小さいんですが、プーマのトップモデルが25cmからになってしまったんです。いま履いているシューズは、「インビクト サラ」というモデルです。
僕は足の幅が広いので、最初は少し横幅がキツイのですが、使っているうちに人工皮革が馴染んで、ちょうど良くなってくるんです。僕の足の形にフィットしているので履きやすいですよ。
トップモデルほどではないですが、軽いしソールも比較的薄いので、その点では満足しています。
もう少しグリップが効けばいいなと思うことはありますが、フットサルを始めてから、ずっとプーマのシューズを履かせてもらっているので、「プーマのシューズを履くことがこだわり」という感じですね。
写真:契約メーカーのプーマへの感謝をわすれない諸江剣語
――プーマに専用のシューズを開発してもらえたらいいですね(笑)。では最後に、これからの目標をお願いします。
諸江:継続することが一番大切だと思っています。いままで、たくさんの方たちのおかげで、こうしてフットサルに真剣に向き合ってくることができました。続けて続けて、やっと日本代表にも呼んでいただけるところまで来ることが出来ました。
代表に定着し最終的にワールドカップのピッチに立つためにも、今まで以上に継続して結果を出し続けて、頑張りたいと思いますので、ひきつづき応援よろしくお願いします。
――ぜひ夢をつかんでください。ありがとうございました。
諸江:ありがとうございました!
フットサルを始めて10年。フウガドールすみだのキャプテンとして、いまやチームにとって欠かせない存在に成長した。その諸江がいま、最も大切にしているキーワードが“継続”だ。
いままでコツコツと積み上げてきたものがあるという想いが彼を支えているのだろう。自分の課題と向き合い、継続して高みを目指していくことによって、夢を現実に変えていこうとしている。チームのために出来ることを、高いレベルで継続してきた諸江だからこそ、見えている未来があるのかもしれない。
フットサルに集中できる環境を整えた諸江が、今後、自分自身にどんな変化を起こすのか。ワールドカップという夢への道を、諸江は一歩ずつ着実に歩んでいく。
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Interview / texte / photo :Yasuyuki Segawa