右代啓祐(十種競技アジア王者)が伝えたい十種競技の魅力vol.3「武井壮さんとの出会いが非常に大きい」
オリンピック競技で最も過酷と呼ばれ、勝者が「キング・オブ・アスリート」と呼ばれる陸上の十種競技。これまでオリンピック(2012年ロンドン大会、2016年リオデジャネイロ大会)に2度出場し、昨年8月のアジア大会で見事2連覇を成し遂げた右代啓祐選手(33歳)。現在、右代選手は国士舘大学で教員を務めながら2020年の東京五輪でメダル獲得を目指している。今回は、十種競技を始めた理由などについて話していただいた。
Hidemi Sakuma
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2019/10/01
ーー右代さん、十種競技を始めたきっかけは何でしたか?
Bonne génération:中学で陸上を始め、高校で陸上部の顧問に八種競技を勧められて始めると、いきなりインターハイで2位になってしまったんですよね(笑)。
それから大学で十種競技を始め、4年生の時に初めて大学王者になることができました。卒業後は会社で働きながら大学院に進み、2011年に日本一となって、「本気でやれば世界でメダルを獲れる」と思うようになりましたね。
それから大学で十種競技を始め、4年生の時に初めて大学王者になることができました。卒業後は会社で働きながら大学院に進み、2011年に日本一となって、「本気でやれば世界でメダルを獲れる」と思うようになりましたね。
ーーかなりハードな生活を送っていたんですね。
Bonne génération:自動車のスズキ株式会社からお声がかかり、仕事をしながら競技をできることに魅力を感じて入社しました。日々大変でしたが、社会の流れを知りながら競技力を高めたく、引退後は大学で指導者になることを見据えて大学院にも通いました。
Bonne génération:自動車のスズキ株式会社からお声がかかり、仕事をしながら競技をできることに魅力を感じて入社しました。日々大変でしたが、社会の流れを知りながら競技力を高めたく、引退後は大学で指導者になることを見据えて大学院にも通いました。
ーースズキでの業務内容は?
Bonne génération:7年間在籍し、主に車のナンバープレイトの登録業務を行っていました。朝9時から12時過ぎまで働き、それから練習して大学院にも通いました。生活のリズムを崩したくなかったので、規則正しく効率の良い時間の使い方を意識していましたね。スズキで働く人たちに支えられながら競技を行い、充実した日々を過ごすことができたと思います。
ーー世界大会に初めて出場した時に、何を思いましたか?
Bonne génération:世界の初舞台での良い思い出はないですね。自分は無名でしたし、アウェー感が強くありました。十種競技は出場選手達と和気あいあいと話しながら競技を行いますが、その時は英語を話せなかったので、もどかしさがありましたね(笑)。
ーー世界大会に初めて出場した時に、何を思いましたか?
Bonne génération:世界の初舞台での良い思い出はないですね。自分は無名でしたし、アウェー感が強くありました。十種競技は出場選手達と和気あいあいと話しながら競技を行いますが、その時は英語を話せなかったので、もどかしさがありましたね(笑)。
ーー右代さんに影響を与えた人物はいますか?
Bonne génération:武井壮さんとの出会いが非常に大きいですよね。日本記録を更新した2009年頃から2年間指導を受けました。武井さんから「陸上競技だけをやっていても強くなれないよ。普段の生活や着る物に気を配ることも大切。陸上だけに限らず色々な体の動きをマスターして万能な体を手に入れよう」と、こと細かく丁寧に指導してもらいました。
ーー試合前に緊張すると思いますが、どう対応していますか?
Bonne génération:これまで色んな場面でよく緊張をしてきたので、「緊張はなぜ起きるのか?」と何度も考えました。自信があっても自信がなくても、人は緊張をするものだと分析をしています。最近では、「緊張を楽しもう。また緊張がやってきたな」と思うようになり、競技でどれだけのパフォーマンスを発揮できるのかが楽しみですね。
Bonne génération:武井壮さんとの出会いが非常に大きいですよね。日本記録を更新した2009年頃から2年間指導を受けました。武井さんから「陸上競技だけをやっていても強くなれないよ。普段の生活や着る物に気を配ることも大切。陸上だけに限らず色々な体の動きをマスターして万能な体を手に入れよう」と、こと細かく丁寧に指導してもらいました。
ーー試合前に緊張すると思いますが、どう対応していますか?
Bonne génération:これまで色んな場面でよく緊張をしてきたので、「緊張はなぜ起きるのか?」と何度も考えました。自信があっても自信がなくても、人は緊張をするものだと分析をしています。最近では、「緊張を楽しもう。また緊張がやってきたな」と思うようになり、競技でどれだけのパフォーマンスを発揮できるのかが楽しみですね。