Tsukemasa Tsuyoshi interviewer vol.3 de la vie de football préparée "Spike est un partenaire important où ma vie était un problème"
今季、10年間在籍した浦和レッズを離れ、湘南ベルマーレへと完全移籍をしたMF梅崎司に愛用するスパイクについて聞いてみると、そこには彼の壮絶な生い立ちと、サッカーでのし上がって来た強固なメンタリティー、そして熱い情熱と謙虚な心が浮かび上がって来た。梅崎司の衝撃的な半生を綴った話題作『15歳サッカーで生きると誓った日』の共同制作者 安藤隆人がインタビュアーになり、その本音に迫った。vol.3では大事に手入れを続けて、履き潰れるまで履き続けたスパイク。この精神は大人になっても、一切代わることは無かったことが明らかになった。むしろ習慣化されたことで、彼にとって大事なルーティーンにもなっていた。
Takuto Ando
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2018/01/29
De vol.1 ici
D'ici vol.2
2005年に梅崎は大分トリニータU-18からトップ昇格を果たし、夢だったJリーガーとなった。そうなると当然のようにスパイクは簡単に手に入ったり、買い替えられるものとなっていく。
さらに梅崎は大分でレギュラーを掴み、U-20日本代表としてU-20W杯に出場。さらに日本代表に選出されるなど、華々しい道を歩んだ。
2008年には前年にアジアチャンピオンとなった浦和レッズに完全移籍し、その年の北京五輪は直前で落選をしてしまったが、そこから浦和のレギュラーを張るなど、『一流Jリーガー』となった。
このクラスになるとメーカーからも手厚い支給がされる選手になっている。だが、彼はスパイクを大切にする精神を失うことは無かった。それどころか『自分の身体の一部』として、より大切に扱うようになった。
「スパイクはもらって当たり前」
「メーカーの人に言えば、いくらでももらえる」
そんな甘えた考えは彼の中に一切無い。今は高校年代でも有能な選手であればスパイクはメーカーから支給される。正直、その中にはそれを「当たり前」と勘違いし、雑に扱っている選手がいるのも事実だ。何も実績を残していないJリーガーにもそういう選手はいる。
しかし、それは大きな間違いであり、プレーやメンタリティーにも大きく影響をしてしまうことを、彼のインタビューを通じて改めて感じることが出来た―。
―正直、もっと良いスパイク履きたいな、綺麗なスパイク履きたいなと思わなかったのですか?
Umezaki:中学校、高校のときは母が凄く僕に気を使ってくれて、「一生懸命やっているんだから、良いスパイクを履きなさい」と、クリスマスや誕生日にプーマのパラメヒコや、ミズノのモレリアなど高価なスパイクをプレゼントしてくれたんです。なので、そのスパイクはより大事に履きました。
―道具を大事にする。これはプロフェッショナルであればあるほど、重要なことだと思います。『サッカーの神様は細部に宿る』と言われるように、大事な商売道具であり、大事な『パートナー』でもあるスパイクを大切にすることは、プロとして必要な要素であるとも思います。
Umezaki:僕にとってはそれが当たり前だと思っています。もちろん幼少の頃の環境が大きいと思うのですが、やっぱり安藤さんもおっしゃられた通り、大事な商売道具ですし、重要なパートナーですからね。大切にしないと失礼に当たるかなと。やっぱり未だに僕の中でスパイクは『簡単に買ってもらえる物』ではないんです。
それこそ小、中、高校は物凄く大事に手入れしましたし、逆にこまめに磨くと、スパイクがそれに応えてくれるんです。大事にすれば、それだけ自分のプレーを引き出してくれるというか…。気持ちの問題かもしれませんが、スパイクが応えてくれる感じがするんです。
例えば、シュークリームで磨いてピカピカになると、スパイクが喜んでくれると言うか、こっちの気分も晴れやかになって。何て言えば良いんですかね、物凄くスパイクに愛着が生まれるんですよね。「自分の大事な身体の一部」と言う感覚になってくるので、より大事にしようと思うんです。その感覚、習慣は今でも変わりませんね。
―プロ選手になって来ると、スパイクも購入ではなく契約メーカーからの支給になると思います。そうなるとどうしても『いくらでももらえて当然』という考えになってしまい、扱いが雑になってしまっている選手は正直いると思います。
Umezaki:アマチュアだろうが、プロだろうが関係ありません。それにプロサッカー選手になった時点で、スパイクの重要性はより増すと思います。
ある意味『自分の生活が懸かった重要なパートナー』になるわけです。そうであればより大事に扱わないといけません。
僕は今でも試合前は自分で試合用スパイクを磨いたりしています。ホペイロさんとかにやっていただくよりも、やっぱり自分の手でやりたいんです。
そうすることで精神統一までは行かないですけれど、磨きながらスパイクに「いつもありがとうな。次も頼んだぞ」と心の中で語りかけながら磨くことで、凄く気持ちが落ち着いたり、スパイクがより自分の足にフィットして、良いプレーを引き出してくれる感覚になるんです。
―今は高校生でも優秀な選手は支給される時代です。でも、その梅崎選手の心構えを伝えたい選手もいます。すでに支給が『当たり前』の感覚になってしまっている選手もいます。
Umezaki:それは本当に良くないことだと思います。やっぱり謙虚に、常に周りのサポートがあってサッカーが出来ることに感謝をしないと、人間的に成長をしないし、良いプレーも生まれないと思います。すべてのことに『当たり前』と思って欲しくないですね。
物だけでなく、人に対してもそうだと思います。僕が思うのは、スパイクを大切にする心はすべてのものに繋がっていると思います。人への感謝、周りへの感謝、環境への感謝。そして出来事への感謝…。すべての感謝の気持ちに繋がると思います。
Suivez vol.4.http://king-gear.com/articles/666
Umezaki Tsuyoshi (Urawa Reds), le premier livre tant attendu!
本音と向き合い続けた覚悟のサッカー人生に迫る!!
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D'ici vol.2
2005年に梅崎は大分トリニータU-18からトップ昇格を果たし、夢だったJリーガーとなった。そうなると当然のようにスパイクは簡単に手に入ったり、買い替えられるものとなっていく。
さらに梅崎は大分でレギュラーを掴み、U-20日本代表としてU-20W杯に出場。さらに日本代表に選出されるなど、華々しい道を歩んだ。
2008年には前年にアジアチャンピオンとなった浦和レッズに完全移籍し、その年の北京五輪は直前で落選をしてしまったが、そこから浦和のレギュラーを張るなど、『一流Jリーガー』となった。
このクラスになるとメーカーからも手厚い支給がされる選手になっている。だが、彼はスパイクを大切にする精神を失うことは無かった。それどころか『自分の身体の一部』として、より大切に扱うようになった。
「スパイクはもらって当たり前」
「メーカーの人に言えば、いくらでももらえる」
そんな甘えた考えは彼の中に一切無い。今は高校年代でも有能な選手であればスパイクはメーカーから支給される。正直、その中にはそれを「当たり前」と勘違いし、雑に扱っている選手がいるのも事実だ。何も実績を残していないJリーガーにもそういう選手はいる。
しかし、それは大きな間違いであり、プレーやメンタリティーにも大きく影響をしてしまうことを、彼のインタビューを通じて改めて感じることが出来た―。
―正直、もっと良いスパイク履きたいな、綺麗なスパイク履きたいなと思わなかったのですか?
Umezaki:中学校、高校のときは母が凄く僕に気を使ってくれて、「一生懸命やっているんだから、良いスパイクを履きなさい」と、クリスマスや誕生日にプーマのパラメヒコや、ミズノのモレリアなど高価なスパイクをプレゼントしてくれたんです。なので、そのスパイクはより大事に履きました。
―道具を大事にする。これはプロフェッショナルであればあるほど、重要なことだと思います。『サッカーの神様は細部に宿る』と言われるように、大事な商売道具であり、大事な『パートナー』でもあるスパイクを大切にすることは、プロとして必要な要素であるとも思います。
Umezaki:僕にとってはそれが当たり前だと思っています。もちろん幼少の頃の環境が大きいと思うのですが、やっぱり安藤さんもおっしゃられた通り、大事な商売道具ですし、重要なパートナーですからね。大切にしないと失礼に当たるかなと。やっぱり未だに僕の中でスパイクは『簡単に買ってもらえる物』ではないんです。
それこそ小、中、高校は物凄く大事に手入れしましたし、逆にこまめに磨くと、スパイクがそれに応えてくれるんです。大事にすれば、それだけ自分のプレーを引き出してくれるというか…。気持ちの問題かもしれませんが、スパイクが応えてくれる感じがするんです。
例えば、シュークリームで磨いてピカピカになると、スパイクが喜んでくれると言うか、こっちの気分も晴れやかになって。何て言えば良いんですかね、物凄くスパイクに愛着が生まれるんですよね。「自分の大事な身体の一部」と言う感覚になってくるので、より大事にしようと思うんです。その感覚、習慣は今でも変わりませんね。
―プロ選手になって来ると、スパイクも購入ではなく契約メーカーからの支給になると思います。そうなるとどうしても『いくらでももらえて当然』という考えになってしまい、扱いが雑になってしまっている選手は正直いると思います。
Umezaki:アマチュアだろうが、プロだろうが関係ありません。それにプロサッカー選手になった時点で、スパイクの重要性はより増すと思います。
ある意味『自分の生活が懸かった重要なパートナー』になるわけです。そうであればより大事に扱わないといけません。
僕は今でも試合前は自分で試合用スパイクを磨いたりしています。ホペイロさんとかにやっていただくよりも、やっぱり自分の手でやりたいんです。
そうすることで精神統一までは行かないですけれど、磨きながらスパイクに「いつもありがとうな。次も頼んだぞ」と心の中で語りかけながら磨くことで、凄く気持ちが落ち着いたり、スパイクがより自分の足にフィットして、良いプレーを引き出してくれる感覚になるんです。
―今は高校生でも優秀な選手は支給される時代です。でも、その梅崎選手の心構えを伝えたい選手もいます。すでに支給が『当たり前』の感覚になってしまっている選手もいます。
Umezaki:それは本当に良くないことだと思います。やっぱり謙虚に、常に周りのサポートがあってサッカーが出来ることに感謝をしないと、人間的に成長をしないし、良いプレーも生まれないと思います。すべてのことに『当たり前』と思って欲しくないですね。
物だけでなく、人に対してもそうだと思います。僕が思うのは、スパイクを大切にする心はすべてのものに繋がっていると思います。人への感謝、周りへの感謝、環境への感謝。そして出来事への感謝…。すべての感謝の気持ちに繋がると思います。
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