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Takeshi Umezaki interviewer vol.5 qui marche dans la vie de football préparé "Directeur Chow a compris mes sentiments, ce que je voulais faire, l'image du futur. "

梅崎司スパイクインタビューラストは、スパイクの話から『サッカー選手としてのあり方』、『人としてのあり方』へとスライドをして行った。数々の気付きの中で、彼が下した大きな決断は10年間在籍した浦和レッズから湘南ベルマーレへの完全移籍だった。「丸くなってしまってはダメだ」気付きから得たこの気持ちに正直に向き合った結果が、今回の移籍であった。最後にこの大きな決断の裏側を聞き、多岐に渡った今回の濃厚なインタビューを締めたいと思う―。

Icône img 6776Takuto Ando | 2018/01/31
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梅崎選手と言えば、今季浦和レッズから湘南ベルマーレに完全移籍をしましたが、印象的だったのは梅崎選手が移籍することへのレッズサポーターの皆さんの落胆と、新天地に臨む梅崎選手へのエールの大きさですよね。「本当に愛されている存在なんだな」と思いました。それもそうした心がプレーを通じてサポーターに通じていたからだと思います。 

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Umezaki
それは本当に感謝しかありません。移籍をすることでいろいろ言われても仕方がないと思っていたのですが、そんな声はほとんどなかった。多くの人が「梅崎の決断を尊重する」という温かい声だった。それは本当に嬉しかったし、本当に浦和サポーターの皆さんには感謝しかありません。  

―チョウ・キジェ監督が涙ながらに獲得を希望したことも移籍決断の大きな決め手の一つだと伺っています。 

Umezaki:正直、「こんなに俺のことを分かってくれる人がいるんだ」と思うくらい、チョウ監督は僕の気持ち、やりたいこと、将来像を理解してくれていました。

もう一度、選手として輝きたい。ギラギラとした姿をピッチ上で見せたいという想いがずっとあって、チョウ監督が「俺ならお前をもう一度輝かせることができる」と言ってくれたんです。

しかも、これはまだ口にしていなかったのに、面談のときにチョウ監督が自分の心の内を読んでいるかのように、そう言ってくれたので、本当に心を揺さぶられました。
  

―改めて新天地である湘南ではどのようなプレーを見せたいですか? 

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Umezaki:まずは怪我を治して、コンディションを整えて、自分が思っているギラギラしている姿をサポーターに見せたいと思います。積極的にゴールを狙う姿勢を観てもらえたら嬉しいです。  

―チョウ監督は「ベテランには『オールドルーキー』としてやってもらいたい」と言っていました。 

Umezaki新たな景色を見るために、ちゃんとこれまでの経験で冷静でいろんなことを客観的に観ながらも、そこで自分のぎらギラついた部分をしっかりと出して行く。そうすることで湘南ベルマーレというチームに貢献をして行きたいと思います。  

―今、30歳。2月23日で31歳になります。 

Umezakiまだまだチャレンジ出来ると思っているし、もちろんどういう結果になるかは分からないですが、チャレンジして後悔なく残りのサッカー人生を生きたいと思っています。その姿を息子、娘、妻、母親に伝えていきたい。それが今の自分の大きなモチベーションですね。
  

このインタビューの最後に、2017年12月に刊行をした梅崎司自伝『15歳 サッカーで生きると誓った日』(東邦出版)への想いを聞いた。

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「この本を出そうと決めたのは、自分が過ごして来た人生が誰かの参考というか、希望に繋がるんじゃないかと考えたからです。僕が幼少期に味わったような家庭環境の人は沢山いると思う。そう言う人に希望を持たせてあげたい。光を照らしてあげたい。それは大人も子供も…。そう強く思ったので決めました。

改めて自分の人生をこの30歳のタイミングで振り返ることが出来たことは、自分にとって大きなプラスでした。正直、辛くて記憶から消してしまっていたこともありましたが、この本の作成期間中にどんどん思い出されて来たのは自分でも驚きました。

やっぱり本能的に嫌な記憶を消して、希望を見出そうとする力が働いていたんだと気付くことが出来ました。僕が幸せだったのが、母親の存在とサッカーの存在。

母親は『私が司の一番のサポーター』と僕に常々言ってくれていた。『どんなときでも、いつでも絶対にサポートする』それが何よりも心強かった。

そしてサッカーは自分が無我夢中になれて、心の底から上手くなりたいと思えた『希望の光』でした。この2つがあったからこそ、僕は道を踏み外すこと無く、まっすぐに歩いて来ることができたと思います。それを伝えたい。それがこの本を出した僕の願いです」。(了)



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